一切顔を公表しないことで、パフォーマンスの度に大きな注目を浴びている“顔なき”天才シンガー・ソングライターである彼女が、本日通算7枚目のアルバム『ディス・イズ・アクティング』をリリースした。

今作は、リアーナやビヨンセ、カーリー・レイ・ジェプセン、マルーン5など、数々のトップ・アーティストたちの楽曲のソングライティングを手掛けていることで知られているシーアが、元々は他のアーティストのために書き下ろした楽曲を集めた、まさに天才ヒットメイカーである彼女だからこそ制作できた唯一無二の作品。アデルとの共作であるリード・シングル「アライヴ」は、シーア特有のドラマティックかつ叙情的な楽曲に仕上がっており、彼女自身の監督のもと千葉県で撮影された、天才空手少女=高野万優が出演しているミュージック・ビデオもYouTube/VEVO再生回数約3000万と、既に大きな話題となっている。その他カニエ・ウェストと制作した「リーパー」や、トロピカル・ハウス調のダンス・チューン「チープ・スリルズ」、そして唯一自分が歌うために書いた「ワン・ミリオン・ブレッツ」なども収録。前作『1000 フォームズ・オブ・フィアー』を越える極上のポップ・アルバムに仕上がっている。
 

また、日本国内の音楽界でも絶大な支持を誇るシーアだが、新作のアルバム発売に際し、長年シーアのファンであったという細美武士(the HIATUS / MONOEYES)よりコメントが到着した。

初めてSiaのアルバムを手にしたのは2008年。”Some People Have Real Problems”と題されたそのアルバムから聴こえてくる、アンニュイで心に隙間風が吹くようなサウンドがとても好きでした。前作の”100 Forms Of Fear”が世界中を席巻していく中、TOP40でSiaの音楽が他の何にも屈せずに輝き続けたことは、うまく言えないけど、なにより誇り高く感じていました。
旧来のレイドバックしたSiaとは少し違うけれど、今も変わらず感情を掻き毟るような独特のメロディラインと、奇をてらわないコードワークが大好きです。これからも、ずっと聴き続けるアーティストだと思います。
(細美武士 : the HIATUS / MONOEYES)

今年は約5年振りのフル・ライヴとなるコーチェラ・フェスティバルを皮切りに、北米、ヨーロッパのフェスへの出演が決まっているシーア。このユニークな作品を、どんなエキセントリックなパフォーマンスで再現してくれるのか。今年もシーアから目が離せない。