第56回グラミー賞で主要2冠含む最多5部門を受賞したダフト・パンクについて、サカナクション山口一郎氏が語ったインタビューが音楽ニュースサイト、ナタリーにて公開された。
ダフト・パンクのデビュー当時、テクノ発のロック感あふれる様々なアーティストが出現する中で彼らの「ネオ・ファンク感」が一番自分にフィットすると感じ、初期の頃からダフト・パンクをチェックしていたという山口氏は、第56回グラミー賞で最多5部門に輝いたダフト・パンクの最新作『ランダム・アクセス・メモリーズ』も、1stシングル「ゲット・ラッキー」がオンライン上で先行試聴スタートされた時から聴き、「とんでもない曲だな」と思ったという。
「ちょうど自分たちもファンキーとかグルーヴっていうものを意識している時代だったんですよ。そこでメンバーに『(俺たちも)間違ってなかったろ』って言いましたね(笑)。今はグルーヴなんだと。」
また今作では、ファレル・ウィリアムスやジュリアン・カサブランカス(ストロークス)など、多彩なゲスト・ヴォーカル陣も話題になっているが、山口氏は「その歌を聴くだけでは今回のアルバムは退屈」と語る。
「そもそもダフト・パンクの聴き方っていうのは今もクラブミュージックと一緒で、グルーヴだと思うんですよね。だから今回のアルバムは、もう完全にグルーヴ ― リズムを追っかけていく中で、歌が、ギターがどう存在しているか?それが楽しいんですよ。」
「アルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』の音楽は難しいと思う」としながらも、「最高にカッコいいから、ひたすらアルバムを聴くべき」とダフト・パンクを語る山口氏は、現在サカナクションの全国ツアー中。フルインタビューはこちら。
Fri, 31 Jan 2025