KENZOの香水での新商品を宣伝するためのあるキャンペーン動画が話題を呼んでいる。
過去に、Gregg Araju、Sean Baker、Carrie Brownstein、David Lynchなど著名人でもある監督とコラボレーションをしてきた立派なロスターを持つKENZO。最新キャンペーン動画「My Mutant Brain」(KENZO WORLDキャンペーンの一作)も、「Her」「Where the Wild Things Are」や「Being John Malkovich」を世に輩出した監督Spike Jonezを起用。
 
 

計3分48秒にわたる動画には、一切香水の商品が登場しないが、Youtubeを中心に動画の再生回数を記録している。

CMには、女優のMargaret Qualleyが出演。
授賞式と思われる式典に出席していたものの、つまらなくなり、会場を出るMargaret。しかし、ダンスホール調のApe DrumsとSam Spiegel「Mutant Brains Feat Assassin」がかかると踊り狂う様子が描かれている。



気づいた人もいるかもしれないが、このCMは、Spike Jonzeが監督を務め、彼の代表作でもあるFatboy Slim & Christopher Walken「Weapon Of Choice」に似ているスタイルがある。
 


特徴的な激しい踊りは、世界中が感銘したSiaの「Chandelier」のダンスを生み出した振り付け師のRyan Heffingtonによるものである。表情からも伝わる激しい踊りは、「Chandelier」のミュージックビデオに登場するMaddie Zieglerを思わせる。
 


今回のキャンペーン動画の展開についてKENZO代表は、このようにコメント。

香水のキャンペーンと言われると、美人と香水ボトルを想像する人が大半だろう。今回のキャンペーン動画は、真逆の捉え方をしたの。見る人も驚く形で多様な見方を意識した、ひねりを加えた作品となったわ。