人気R&B・ソウルバンド『The Internet』のメンバーがそれぞれソロ・アルバムを続々と発表していることに注目が集まっている。
昨年には初来日公演を果たし、フジロックフェスティバルでもパフォーマンスを披露し、大盛況に終えた彼らであるが、今年に入り新たなプロジェクトを進行中だ。

創設メンバーであるMatt Martians(マット・マーシャンズ)がソロ・アルバム『The Drum Chord Theory』を、1月日にリリース。
 


ボーカルのSyd(シド)がソロ・アルバム『Fin』をリリース。
 




この2人に続き、先日ギターのSteve Lacy(スティーブ・レイシー)がソロ・アルバム『Steve Lacy's Demo』を発表した。



最年少の彼の作品は、ギターをメインに、The InternetならではのR&B・ソウルをジャズ・ファンク・オルタナティブ・ロックなどをクロスオーバーするようなイメージだ。
 


どのアルバムも、生の楽器の音色、エレクトロなサウンドに、それぞれ特徴的で甘くソウルフルな歌声が交わり、とても心地よい作品ばかりである。まるで音のフルコースを贅沢に味わっているようだ。

ソロ・プロジェクトに関して、その他メンバーであるベースのPatrick Paige Ⅱ(パトリック・ペイジ二世)、ドラムでエンジニアのChristopher Allan Smith(クリストファー・アラン・スミス)の2人も制作を進めているようだ。またこのプロジェクトが終わり次第、The Internetのアルバム楽曲制作に移る予定だそうだ。メンバー1人1人がそれぞれ異なる個性的なテイストを持っていることが顕著になり、次に作られるThe Internetのサウンドはきっと変化してくるであろう。


現在、The Internetは3月2日より北米ツアーを進行中。これまで発表したソロ曲も披露される予定だ。昨年の来日公演には、高校生だったため残念ながら参加できなかったSteve Lacyも、次回公演に来るときはきっと更に会場を湧かせてくれるであろう。今後も、リスナーの耳をどのようにくすぐり満たしてくれるのか期待してやまない。

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