1990年に発表したデビュー・アルバム『ピープルズ・インスティンクティブ・トラベルズ・アンド・ザ・パスィス・オブ・リズム』がいきなりHIP HOPシーンで最も権威のある専門誌『The Source』で満点の評価を獲得し、以降1998年までに計5枚のオリジナル・アルバムをリリース。「ボニータ・アップルバム」「キャン・アイ・キック・イット?」「オー・マイ・ゴッド」「エレクトリック・リラクゼーション」「ジャズ」など様々な名曲を残し、90年代のトレンド・セッターとしての常にHIP HOPシーンの先端を走ってきたア・トライブ・コールド・クエスト。昨年11月にリリースし、実に18年ぶりという待望の新作にして、昨年3月にオリジナル・メンバーのファイフ・ドーグが45歳の若さで亡くなったことにより、事実上フルメンバーとしては最後のアルバムとなった『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア...サンキュー・フォー・ユア・サービス』は、1996年発表の4作目でグラミー賞<ベスト・ラップ・アルバム><ベスト・ラップ・パフォーマンス>の2部門にてノミネートされた『ビーツ、リズムス・アンド・ライフ』以来、約20年ぶりに全米アルバム・チャートを制覇。その奇跡の最新作からの1stシングルで「アメリカ合衆国は、国民に尽くすために存在する」という、アメリカ憲法の一文目をメインテーマに国やメディアの在り方についての痛烈なメッセージを込めた楽曲「ウィー・ザ・ピープル...」が7インチ/日本限定ヴァイナルとして”初”アナログ盤化され、本日発売となった。

●「ウィー・ザ・ピープル...」ミュージック・ビデオ


「ウィー・ザ・ピープル...」は、今年の2月12日に開催された第59回 グラミー賞授賞式にてアンダーソン・パーク、コンシークエンス、バスタ・ライムス等と共にパフォーマンスされ、アメリカ国家とトランプ大統領に対して痛烈なメッセージを浴びせたことでも大きな話題となったが、今回のアナログ盤B面にはそのバスタ・ライムスも参加した「ディス・ジェネレーション」を収録。ア・トライブ・コールド・クエストの日本盤プレス/7インチ・レコードが発売されるのは今回が初めてとなり、世界中のヴァイナル・コレクターの間でも大きな話題となっている。
アルバム『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア...サンキュー・フォー・ユア・サービス』は、発売されるやいなや全米を始め世界中でヒットを記録し、2月22日に行われたイギリス最大の音楽祭、第37回ブリット・アワード2017では<インターナショナル・グループ賞>を受賞するなど、改めてア・トライブ・コールド・クエストの影響力と評価が高まる中、今夏以降はシカゴのユニオン・パークで開催される<ピッチフォーク・ミュージック・フェスティバル>や“NY版コーチェラ”として昨年初開催された<パノラマ・フェスティバル>、 ヨーロッパ最古のロックフェスとして知られる<ロスキルド・フェスティバル>、イングランド南部のワイト島で開催される<ベスティバル>など様々な大型フェスに出演することが決定している。また、メンバーのQティップはNYの<モマPS1>で開催されたアルバム発売記念イベントにて「今作がフルメンバーとしては最後のアルバムとなってしまうが、ワールド・ツアーは行う予定だ。」と語っており、2017年はア・トライブ・コールド・クエストとして、世界各国を舞台にしたツアーが行われる予定だ。
伝説的HIP HOPグループ、ア・トライブ・コールド・クエストの最終幕となるアルバム『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユア・サービス』を引提げ、2017年もさらに世界中の音楽シーンを熱くするだろう。

【ア・トライブ・コールド・クエスト: リリース情報】
日本限定7インチシングル『ウィー・ザ・ピープル…』
<完全生産限定アナログ盤>
2017年3月22日発売
 

ニュー・アルバム『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・・・サンキュー・フォー・ユア・サービス』
<配信>
発売中
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。

【ア・トライブ・コールド・クエスト: プロフィール】
MCのQティップ、ファイフ・ドーグにDJ兼プロデューサーのアリ・シャヒード・ムハマド、ジェロビ・ホワイトの4名からなるHIP HOPグループ。1988年に結成し、デビュー以来、生音と重低音にこだわった“ジャジー”なサウンドと洗練されたリリックで90年代のヒップホップを牽引してきた。1998年までに計5枚のオリジナル・アルバムと、15タイトル以上のシングルを残し、HIP HOP史上最重要グループのひとつと称される人気/影響力を誇っている。残念ながらファイフ・ドーグは2016年3月に糖尿病から生じた合併症のため死去。’16年11月11日、18年ぶりに発売された最新作『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユア・サービス』はそのファイフが生前録音していた作品も収録されており、2作目以降脱退していたジェロビ・ホワイトも加わった。実質上フルメンバーとしては最後のスタジオ・アルバムとなった本作は96年に発表した4作目『ビーツ、リズムス・アンド・ライフ』以来、約20年ぶりの全米制覇を獲得し大きな話題となった。
●ソニー・ミュージックによる公式サイト:
http://www.sonymusic.co.jp/artist/ATribeCalledQuest/
●海外公式サイト:
http://atribecalledquest.com/