「Brainfeeder」に所属する一方で、自身のレーベル「Young Art Records」でも活動する持つ韓国系アメリカ人のフィメールアーティストTOKiMONSTAが、昨年、脳の病気で2回に渡る脳手術を行っていたことが明らかになった。TOKiMONSTAは脳の疾患のため、音楽制作はおろか、まともに会話すらできない状態となってしまっていたという。


TOKiMONSTAは人気音楽メディア「Pitchfork」とのインタビュー内で、脳の病気のことを詳しく打ち明けている。「moyamoya」という病名で、脳の血管が詰まってしまうという症状が現れるとのこと。二つの脳手術後には言葉も発せなくなってしまい、日常生活の何もかもが困難になってしまったそうだ。

考え事はまだできるんだけど、
言葉をすべて忘れてしまった。
友達にメールしようとしても、ちゃんとした文章が
書けなくて会話ができなかった。
普段はおしゃべりが好きな私だから
自分の気持ちを人に伝えることができなくなって
本当につらかった。
でもやっぱり一番つらかったのは
音楽を作ることができなくなってしまったこと


彼女は「世界で一番好き」だという音楽制作ができなくなってしまったため、しばらく音楽活動を休止せざるを得ない状況に。現在は、症状は回復し喋ることも曲作りもできるようになったというTOKiMONSTAは、ニューアルバム「Lune Rouge」をリリース予定。こちらの作品は今までの作品の中で最も自分らしいアルバムに仕上がっていると彼女は言う。

10月6日に発売予定の「Lune Rouge」から「We Love」をご紹介。

TOKiMONSTA - “We Love”(feat. MNDR)(Official Music Video)