25年のキャリアを持つダンスミュージック DJ/プロデューサーの deadmau5(デッドマウス)が、最新のポッドキャスト Q with Tom Power に出演し、自身の25年の振り返り「ダンスミュージックはあまり好きではないし、楽しんでもいない。だけど(ダンスミュージックを制作する)過程が好きなんだ」とコメント。他にも興味深い考えを明らかにした。

▼ deadmau5 on becoming an accidental EDM superstar​

deadmau5 は、パフォーマンスすることは好きだとしつつも、ネズミのヘルメットを被りパフォーマンスすることについては「(ヘルメットには)ちょっと疲れてきてるかな。重いし、暑いし。時々ステージに向かって(ヘルメットを被ると)フゥーって(疲れる仕草)なるんだ。でも別に嫌いなわけじゃないんだけど」とコメント。


また deadmau5 は「ダンスミュージックはあまり好きではない。分かち合ってもいないし、車で聴いてノるわけでもないし、興奮もしない」とコメント。だが、ダンスミュージックを創る過程は好きだと認め、技術的な挑戦と音響開発が好きであるとのことだ。

また、deadmau5 が音楽に興味を持ち始めたのは、再生音が原音に近い hi-fi の音響機器とランダムな CD 8枚を父親が家に持ち帰ってきたときに、その中の1枚だったイギリスのポップ・バンド Tears for Fears(ティアーズ・フォー・フィーアーズ)の曲を聴いて魅了されたからだそうだ。

deadmau5 が初めて人前でパフォーマンスを行ったのは、高校時代に参加したタレントショー(演芸大会)で、deadmau5 はキーボードやその他の当時持っていた機材で Nine Inch Nails(ナイン・インチ・ネイルズ)のカバーをパフォーマンスしたそうだ。

また deadmau5 が deadmau5 として人前でパフォーマンスし始める前、BBC Radio1 のホストでお馴染みの DJ Pete Tong(ピート・トン)がラジオ番組にて deadmau5 の楽曲をヘビープレイしてくれていたため、知名度は最初からあったとのことだ。それは素晴らしいことだが、元々、裏で制作をしている方が好きだったため、当初は表舞台に出るつもりはなかったと語っている。

また、現在の音楽制作方法が長年にわたって驚くほど変化していることにも触れ、deadmau5 が最初に音楽制作を始めたとき「現在のような音楽機材は簡単には手に入らなかった、Google で検索することもできなかったし、インターネットもなかったから」とコメントしている。