アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス全域で風により急激に広がった山火事の影響は、マリブ、サンタモニカ、ビバリーヒルズ、ハリウッド近辺にまで及んでおり、多数の人々が家屋を焼失し、避難する状況に陥っている。
そんな中、2025年度に開催される第97回アカデミー賞は、ノミネート投票期間とノミネート発表を２日間延期することを発表した。

▼LA の火災の様子
これは、ロサンゼルスとビバリーヒルズに本拠を置き、アカデミー賞を主催する「Academy of Motion Picture Arts & Sciences」の CEO である Bill Kramer（ビル・クレイマー）が現地時間の1月8日（水）にアカデミー会員全員に送付したレターの中で明らかとなった。

それによると、現地時間1月8日午後9時に開始された第97回アカデミー賞のノミネート投票期間の終了日時は、当初予定されていた1月17日（金）から２日間延長された1月19日（日）に変更されるとのことだ。

第97回アカデミー賞は、3月2日（日）にオーベーション・ハリウッドのドルビー・シアターで開催予定となっているが、現在この地域も山火事の影響下にあるため、もしかすると今後の山火事の状況次第では会場の変更等がアナウンスされる可能性も否定できない。
一刻も早い大規模火災の収束を願うばかりだ。

1月9日14時現在の火災状況