Calvin Harrisはハウスやディスコをルーツとしながらもエレクトロに転身し、Rihannaとのコラボ「We Found Love」や自身がボーカルを担当した「Summer」で大ヒットし、一躍エレクトロシーンのトップに立った。現在もDJの長者番付で1位に君臨し、ビッグフェスでもイメージに合わないものはどんな高額の出演料でも断ってしまうほどに多忙な様子。

彼はプロデュースに力を注いでいるのだが、現在の地位に至る前には自身の名前がクレジットされていないプロデュース曲もある。そこで、Calvin Harrisがプロデュースしていた意外なPOPソングをまとめてみよう。

Kylie Minogue - "In My Arms"

オーストラリアのシンガー、Kylie Minogueが2007年にリリースしたアルバム「X」の楽曲「In My Arms」。この楽曲はルーマニア、ベルギー、フランス、スイス、イギリスなど各国のチャートで1位を獲得した。


Chris Brown – “Yeah x3”

2011年にリリースされ、爆発的ヒットになった「Yeah x3」。この楽曲もCalvin HarrisのプロデュースになるのだがCalvin Harrisが直接的にプロデュースしていたのではなく、完成した楽曲がCalvin Harrisの楽曲「I'm Not Alone」のメロディーに酷似していることからChris Brown本人の指示でクレジットにCalvin Harrisが追加され、Calvin Harrisが制作に関わったことになった。
 

Rihanna – “Where Have You Been”

Rihannaとのつながりは今もなお強く、今年に入って「This Is What You Came For」をリリースしたばかり。そんなCalvinとRihannaの「Whre Have You Been」は2011年リリース。2人がタッグを組んでヒットさせた「We Found Love」も収録されているRihannaのアルバム「Talk That Talk」に収録され、Billboardチャートでは最高5位にランクインしている。
 

Cheryl – “Call My Name”

日本では全くなじみのない一曲だが、2012年の夏にヨーロッパで大ヒットとなったCherylの「Call My Name」。ヨーロッパのクラブではこの曲が毎晩のようにプレイされ、パーティーアンセムとして愛されていた。Calvin Harrisの独特のメロディーが散りばめられており、Calvin Harrisのプロデュースだと知ってから聞くと確かにそうだと言える。

Rita Ora – “I Will Never Let You Down”

Rita Oraは人気オーディション番組「X-Factor」の審査員も務めた人気タレント。Calvin Harrisとの交際中にこの楽曲を制作したのだがこの楽曲のプロデュースを機に破局。Rita Oraはビジネスとプライベートが混同してしまったことを問題に上げており、その後Calvin Harrisと交際したTaylor Swiftには交際中にCalvin Harrisとのコラボは行わないように勧めていたという。

Calvin Harrisは様々なPOPアーティストたちとコラボを行い、音楽シーンに貢献してきた。POPとエレクトロの融合によってダンスミュージックを好きになった人も多いはず。彼の存在なくしてダンスミュージックブームは語れないだろう。