ミュージックビデオ再生回数が24億を超え、世界で大ヒットしているラテン系アーティストのルイス・フォンシとダディー・ヤンキーの楽曲「デスパシート」に、ジャスティン・ビーバーが自らスペイン語でも歌唱しながら参加している「デスパシート(REMIX)feat. ジャスティン・ビーバー」が、遂に7月15日付けの全米ビルボード・シングルチャートにおいて8週連続1位という快挙を成し遂げた。

全英チャートでも6週連続1位を記録し、世界中でカバーや振り付け動画がアップされる等、もはや世界的ムーヴメントとなっている「デスパシート」だが、東海地方を拠点とするラジオ局、ZIP-FMで洋楽ダンスミュージックを中心としたZIP DANCE HITS 20で5週連続1位のみならず、なんと洋邦総合チャートZIP HOT 100でも4週連続1位を獲得する等、遂に日本でもその人気に火がついてきている。
 
その火つけ役でもある、海外のトレンドとなっている楽曲をいち早くリスナーに届けることでも定評の高いZIP DANCE HITS 20のミュージック・ナビゲーター南城大輔氏にこの「デスパシート」について話を聞いた。
 

ZIP-FMでは2009年のLMFAO『Shots』を初め今まで多数の楽曲を全国で流行る前からアンテナが鋭いDJやディレクターがプッシュする傾向があります。ZIP-FMエリア (名古屋・東海)は、東京や大阪と違い、車移動(カーラジオ)文化も色濃く、圧倒的なZIP-FMの聴取率(シェア)も手伝い、リスナーも『いつも聴いているラジオ局から流れてくる洋楽(POPミュージック)』の感覚を持っており、年齢層も幅広く、老若男女問わず耳も肥えており、言葉の壁を越え・・・ノリ、グルーブ、世界観、曲調・ジャンルにこだわらず、素直にいい音楽を受け入れる、ある意味洋楽慣れしている方が多いと思います。
 
今回の「デスパシート」ですが、歌詞の中に出てくる”Pasito Pasito”(パシート、パシート)や、”Sube!”(スベ)、など、言葉・音がキャッチーで、口ずさみやすく、『飛び道具』に耳慣れているZIP-FMリスナー(ZIPPIE)には面白く・よりPOPでキャッチーな曲として聞こえているのではないか? と思います。言葉が分からないからこそ面白い。過去、『Dragostea Din Tei(恋のマイアヒ) / O-Zone』(モルドバ語)も、ZIP-FMではどこよりも早く大ヒットしたのですがこの時は『空耳』でウケたので、この「デスパシート」も空耳曲にしてしまう可能性もあるのではないかと思います。 (南城大輔氏のコメントより一部抜粋。)

 
空前の大ヒット・ラテン・ソング「デスパシート」は世界同様日本でもムーヴメントを巻き起こすのか、要注目だ。

Luis Fonsi, Daddy Yankee - Despacito (Remix Audio) ft. Justin Bieber

Luis Fonsi - Despacito ft. Daddy Yankee