これまで、キャラクターやブランドなど多くの盗作問題が度々話題となっている中国。またしても見逃せないニュースが飛び込んできた。
世界的に有名なアーティストKanye West(カニエ・ウェスト)とadidasがコラボレーションした入手困難なレアシューズブランド『YEEZY』の非公式ストアが中国国内にオープンしたという。そのストアのロケーションは、民営企業のメッカで商人の町としても知られる温州市。

外観には、堂々と大きく『YEEZY』のロゴが掲げられており、当然、店内にディスプレイされているのはすべて偽物である。しかし、なかなかのクオリティだという評判から足を止める者も少なくない。



このストアでは公式のYEEZYシリーズではまだ見たことのないカラーや、レアなデザインが展開されている他、『MAKE IT YOURS A YEEZY ONLY FOR YOU』とあるように、ハンドペイントやバッジを付けたりといった細かいカスタマイズが可能となっている製品も販売。


パクリ疑惑はこれだけにとどまらない。上記2枚の画像を照らし合わせてみると分かるように、GUCCIの2016-17秋冬コレクションの蛇のデザインまでもコピーしている。
このフェイクYEEZYは特徴的で、見分けるポイントはシンプルだ。ブランドのロゴに注目してみると、本物は『SPLY-350』という文字がプリントされているのに対し、今回のフェイクには『Yeezy550』とある。値段も、本物が220ドルなのに対し、フェイクは151ドルという格安設定のため、偽物ということは明らかだ。
China Networkによると、温州市のフェイクYeezyストアのオーナーHu氏いわく、2013年に『Yeezy』として複数カテゴリーで商標登録済みだというから驚きだ。実際に中国では、偽ブランドが先に商標登録を済ませてしまった場合、本物が逆にフェイクとして扱われ、販売禁止となったり、別の商標を使わざるを得なくなったという事例もある。
現時点では、カニエとadidasどちらからも公式のコメントは無いものの、法的措置が取られる可能性も考えられる。
様々な偽ブランドが平然と出回っている中国では、今後もこういったフェイク商品を製造販売する業者とのいたちごっこは続くのだろう。フェイク商品を掴まないためには、上記のようなポイントを注意したり、信頼できるショップでの購入する事をお薦めしたい。
Written by: Hitomi SETO
世界的に有名なアーティストKanye West(カニエ・ウェスト)とadidasがコラボレーションした入手困難なレアシューズブランド『YEEZY』の非公式ストアが中国国内にオープンしたという。そのストアのロケーションは、民営企業のメッカで商人の町としても知られる温州市。

外観には、堂々と大きく『YEEZY』のロゴが掲げられており、当然、店内にディスプレイされているのはすべて偽物である。しかし、なかなかのクオリティだという評判から足を止める者も少なくない。



このストアでは公式のYEEZYシリーズではまだ見たことのないカラーや、レアなデザインが展開されている他、『MAKE IT YOURS A YEEZY ONLY FOR YOU』とあるように、ハンドペイントやバッジを付けたりといった細かいカスタマイズが可能となっている製品も販売。


パクリ疑惑はこれだけにとどまらない。上記2枚の画像を照らし合わせてみると分かるように、GUCCIの2016-17秋冬コレクションの蛇のデザインまでもコピーしている。
このフェイクYEEZYは特徴的で、見分けるポイントはシンプルだ。ブランドのロゴに注目してみると、本物は『SPLY-350』という文字がプリントされているのに対し、今回のフェイクには『Yeezy550』とある。値段も、本物が220ドルなのに対し、フェイクは151ドルという格安設定のため、偽物ということは明らかだ。
China Networkによると、温州市のフェイクYeezyストアのオーナーHu氏いわく、2013年に『Yeezy』として複数カテゴリーで商標登録済みだというから驚きだ。実際に中国では、偽ブランドが先に商標登録を済ませてしまった場合、本物が逆にフェイクとして扱われ、販売禁止となったり、別の商標を使わざるを得なくなったという事例もある。
現時点では、カニエとadidasどちらからも公式のコメントは無いものの、法的措置が取られる可能性も考えられる。
様々な偽ブランドが平然と出回っている中国では、今後もこういったフェイク商品を製造販売する業者とのいたちごっこは続くのだろう。フェイク商品を掴まないためには、上記のようなポイントを注意したり、信頼できるショップでの購入する事をお薦めしたい。
Written by: Hitomi SETO