新型コロナウイルスの影響でライブやフェスの開催ができない中、ストリーミング配信で DJ プレイやライブの様子をファンに向けて発信しているアーティストや、日常的にストリーミング配信を観て楽しんでいるファンの数は非常に増えており、コロナ中・コロナ後の音楽シーンにおいて、ストリーミング配信はすっかり定着してきている様子を見せている。

そんなライブ配信の際に、YouTube や Twitch に加え、多くのアーティストたちが Facebook や Instagram のライブ機能等のプラットフォームを利用しているが、先日、Facebook・Instagram 両プラットフォームが音楽配信する際の新たなガイドラインの設定を報告した。なお、Instagram は2012年にFacebook に買収されている。
両社のアーティストやライブ配信チームは、どのようにライブ配信をするべきかを再検討したとのことだ。
 

Instagram による最新ブログ投稿によると、新しいポリシーの概要には「音楽著作権の保有者と契約しているかどうかの内容」が記載してある。これは、Facebook にも同様に反映されている。

「音楽の権利保持者とのパートナーシップにより、音楽に関係する人々が私たちのプラットフォーム上に集結しました。当社とのライセンス契約の一部に、ライブ配信またはビデオ配信する際に、使用できる音楽の量には制限がある。ライセンス契約のいくつかの定められた契約内容は機密事項となりますが、本日、皆様のライブ・ビデオ配信上で、より良い計画となるための一般的なガイドラインをご紹介します」

その「一般的なガイドライン」が以下である。
  • Instagram / Facebook ストーリーの中では、音楽を配信していけないという制限はありません。(例:アーティストのライブ放送、バンドの演奏等)
  • ビデオ配信する際に、フルレングスのトラック数が多いほど、制限される可能性が高くなります。こういった事情から、短い音楽を使用する事をお勧めいたします。
  • ビデオ配信する際には、視覚的な要素が必要となります。録音されただけの音楽を放送する目的では使用しないでください。

このガイドラインによると、Instagram Live でも Instagram IGTV でも楽曲の長さによって制限される可能性が高そうだ。だが、DJ は丸々1曲使用することは稀であり、また他の楽曲とミックスしたり、マッシュアップしたりということもあるため、DJ 以外のアーティストの方がこのガイドラインによる影響を受ける可能性が高いのではないかと見られている。

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