TechCrunch によると、Facebook が、オンラインイベントの開催をサポートする機能をローンチした。この新機能では、Facebook Live を介してより大規模なイベントの開催が可能となり、メッセンジャールームでは小さな規模のインタラクティブな集まりを主催することができるとのことだ。

目標は「ビジネスオーナーがイベントを作成し、価格設定、イベントの宣伝、視聴チケット等の収益の管理と、オンラインイベントに関する全ての作業を Facebook を通じて管理できるようにする」ことであると、Facebook アプリの責任者である Fidji Simo 氏は記者団に対して述べている。

また、Simo 氏は「今年2020年の6月時点で Facebook ページでのライブブロードキャストは、2019年の同時期と比較して2倍になった」とも述べている。

Simo 氏によると「iOS 以外」、つまり Web と Android で「Facebook Pay を導入した国」では、有料のオンラインイベントであっても、少なくとも来年中は使用料は無料となると語っており、その間、企業はオンラインイベントの収益を100%得ることができるようだ。

Facebook は 新型コロナウイルスで苦労している企業のために App Store の30%の手数料を削減するか、 Facebook Pay の提供することを許可するように Apple に依頼したが、Apple がこれを却下したため、iOS を使用する場合は、Apple への手数料の30%を差し引いた70%の収益しか支払われない。

なお、初期ユーザーとのテスト段階で既に開催されている有料イベントには、トーク、雑学、ポッドキャストの録音、ボクシングの試合、料理教室、出会い、フィットネスのクラスなどがあるとのことだ。

Simo氏は以下のようにも述べている。

「ソーシャルディスタンスを守る義務がまだある中で、多くの企業やクリエイターがイベントやサービスをオンラインへと移し、既存の顧客と繋がり、新たな顧客にリーチしている」

「人々はまた、物理的に集まることができない場合、ライブビデオやインタラクティブな経験に更に依存している」