テレワークで自宅での作業が増えた方だけでなく、これから本格的な受験シーズンとなり、これまで以上に集中して勉強しなければならない学生も多くなっていくことだろう。そして、単純に季節が冬に向かうにつれて、寒くて外に出たくなくなるため、自宅で趣味や何らかの作業に没頭するようになる人も多くなるだろう。

カフェは集中するのにちょうど良い雑音が流れていると言われているが、自宅で勉強する場合、無音は嫌だが集中力を削がれない程度の適度な BGM として何を聴いていいのかわからない、という方もいるのでは?

そこで今回おすすめしたいのが、Lo-fi hiphop(ローファイ・ヒップホップ) というジャンルの音楽だ。
 
 

Lo-fi hiphop とは?

Lo-fi hiphop とは、意図的に音質を落としたジャズのサンプルと、レイドバックなテンポで構成された、楽器だけの音楽のこと。

そう言われると、何のことやら……と思われる方もいるかもしれないが、簡単に言えば、ローテンポで心地良く優しい音楽のことだ。

"Chillpop"、"Jazzy" として認知されてきたが、2017年頃から YouTube 上で広まり始めたライブストリーミングで、"Lo-fi hiphop" として認知されていった。

2018年にグラミー賞が開催された際には「今年のグラミー賞は、Lo-Fi Hip Hop Anime Chil Beats To Study and Relax To だよ」というジョークが、13万回を超える いいね! を獲得しており、新しい音楽のジャンルとして、世界に認知されているのがわかる。
 

これらの Lo-fi hiphop を、YouTube で24時間ライブ配信しているチャンネルをご紹介する。

lofi hip hop radio - beats to relax/study to

フランスに拠点を置く、ChilledCow の代表的なチャンネル。迷ったらこのチャンネルを開けば、心に余裕ができ、集中して作業に打ち込むことができる。

lofi hip hop radio - beats to sleep/chill to

こちらも ChilledCow が運営するチャンネルだが、先ほどご紹介したチャンネルよりもローテンポで、睡眠前などに適したサウンドになっている。

chill beats to quarantine to

こちらはライブ配信ではないが、俳優の Will Smith(ウィル・スミス)が、外出自粛期間のためにセレクトした1時間半のミックステープ。ChilledCow のチャンネルをパロディしたようなイラストで胡散臭い気もするが、楽曲のチョイスはさすがの一言。

作業中だけでなく、自宅に友人を招いた時や、「音楽かけて!」と言われた時にこれらのチャンネルを知っておくと、何かと便利かも。

Written By TAKERU SHIGYO