アメリカ・ニューヨーク州の Andrew Cuomo(アンドリュー・クオモ)知事は、2021年4月2日からの集会などの規制緩和と共に、コンサートの再開も発表した。

先日行われた会見にて Andrew Cuomo 知事は、会場等は入場制限を行いつつの再開となると発表。集会などの集まりは、最大収容人数の33%であれば限定的に可能となり、屋内であれば100名、屋外であれば200名までの収容人数でのイベントとなる。


また、イベント参加者がイベント会場に入場する際に新型コロナウイルス「陰性」の検査結果を提出した場合に限り、屋内150名、屋外500名までの制限となる。
The New York Times によると、参加者はソーシャルディスタンスを保つ必要があり、マスク着用も必須であるとのことだ。
 

この発表を受け、俳優労働組合は、会場で働く労働者たちが安全に仕事に復帰できるように新型コロナウイルスのワクチン接種を優先的に受けさせるようにと知事に求めた。

規制緩和のニュースから分かるように、パンデミックの最悪の状況は抜け出したことになるが、一部の企業経営者達は、出演者への出演料などを支払う費用を考慮した場合、限られた収容人数でビジネスを再開させることが経済的にどれだけ意味があるのかを試算していると報道されている。


更に、ソーシャルディスタンスを保つ必要があるため、上記よりも更に小さな会場がビジネス再開可能になった場合、収容人数の制限が更に少なくなる可能性がある。
会場の再開は嬉しいニュースであるものの、収容人数制限と経営側の売上のバランスを保つことは難しいのではないかと言った声も上がっている。