アメリカ出身のラッパー、故 Mac Miller(マック・ミラー)が混合薬物毒性により死去してから約2年半の月日が経とうとしている。

検視官報告書によると、Mac Miller の体の中からはフェンタニル、コカイン、そしてアルコールが検出されたとのことだが、その Mac Miller の死因となった薬物を彼に販売したとして3人の男性が告訴され、公判期日が決定したと mixmag が伝えている。


Cameron James Pettit、Andrew Walter、Ryan Michael Reavis の3名は、2019年に Mac Miller にコカイン、オキシコドン、ザナックスを販売したとして告訴された。Mac Miller は死亡する2日前にいくつかの薬物を購入しており、その中に上記3名が Mac Miller に販売したものも含まれていたそうだ。

弁護士である Nick Hanna(ニック・ハナ)は、以下のようにコメントしている。

被告人らは、販売している薬物の危険性も十分に理解した上で販売しており、Mac Miller の死後も薬物を売り続けた。更に、多くの薬物の売人は、フェンタニルで作られた偽造医薬品を販売しており、それが主流になり始め、目にする機会が多くなっている。よって、フェンタニルは、アメリカ国内でオーバードーズによる死因原因の第1位となっている。

なお、3人の被告人は無実を主張しているという。

また、来年販売される予定となっている Mac Miller の生涯について書かれた本「Most Dope: The Extraordinary Life of Mac Miller」について、Mac Miller の家族は世間に "その本を買わないように" と促しているそうだ。
Mac Miller の家族による声明文には、以下のように記されている。

この本は、Mac Miller の家族に承認または支持されているものではありません。この本は Mac Miller と全く面識のない人物によって書かれたものです。この本の著者は、家族や友達などが Mac Miller の伝記を書くことを快く思っていないことも知っていた。正当なソースがないのにも関わらず、著者は本を書いた。