グラミー賞にもノミネートされたエレクトロニック・デュオ Disclosure(ディスクロージャー)が、NME とのインタビュー内で、2018年に鎮痛剤オピオイドのフェンタニル、コカイン、アルコールのオーバードーズによって亡くなった Mac Miller(マック・ミラー)の生前の話に及び「当時、Mac Miller は(精神的に不安定で薬物やアルコールに依存した状態から)回復への道を歩んでいた」と語った。

2020年1月、Mac Miller のアルバム『Circles』がリリースされたが、このアルバムは Mac Miller が亡くなる以前に内なる平和を実感していたことに焦点を当てたものであると言われている。このアルバムの一部は、Disclosure(ディスクロージャー)の Guy Lawrence がプロデューサーとして参加しているが、Guy Lawrence は以下のように語っている。

「僕は、Mac Miller と曲を書いていて、彼は回復して健康な状態に戻る途中だった。とにかく、それはただの悲劇的な事故だった」


Guy Lawrence の兄弟で、Disclosure としても共に活動する Howard Lawrence は「Mac Miller の悪魔(情緒不安定で依存傾向にある状態)」は、音楽業界以外の他の職業の人にも起こり得る可能性を率直に指摘した。

「人生のあらゆる面で、同じような状況となっている人がいるが、それが音楽業界や名声の中で起きると、更にクレイジーに見える。銀行で働きながら同じような状態になっていた友人もいる」

Guy Lawrence はその感情に同調し、メンタルヘルスの理由で十分な休養を取れたことに感謝していると認めた。

「僕はそれをはっきり言わなかったかもしれないが、でも僕らは疲れ果てていて、ツアーのプロセスの外から人生や音楽を引き出すためのインスピレーションが必要だった」