現地時間8月26日(木)午後9時(日本時間:8月27日(金)午前11時)からスタートした Kanye West(カニエ・ウエスト)の最新アルバム『DONDA』の視聴パーティーだが、今回は Kanye West の故郷となるアメリカ・シカゴ市に位置する「Soldier Feild」で開催された。

REVOLT によると、この視聴パーティーに参加する参加者たちは、現在アメリカのフェス等で主流になっている新型コロナの「ワクチン接種証明書」または「新型コロナ陰性証明書」などの提示は一切不要だったそうだ。

▼ 1度目の「DONDA」視聴パーティーの Kanye West

会場となる Soldier Field は、ドーム型でもなく屋根もないため、市が定めるマスク着用義務を厳守する必要もないそうだ。収容人数は通常63,000人となるが、この視聴パーティーには38,000人のみが参加。

だが、いくつかの新型コロナウイルスに関わる規制は設けられており、その一つに「ソーシャルディスタンスを保つこと」があったそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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また Consequence.net によると、会場ではファイザー、ジョンソン & ジョンソンのワクチンが計1,500回分用意されており、希望者は会場でワクチン接種できるそうだ。ファイザーは2回の接種が必要となるため、シカゴ保健当局もこのイベントに参加し、2回目の予約を受け付ける。

第3回目のとなる視聴パーティーは、Kanye West の故郷となるシカゴで開催され、会場内に Kanye West の幼少時代の家がセットとして用意された。その様子が早くも Twitterにアップされているのでご紹介しよう。

▼ Kanye West の幼少時代の家(Kanye West の Instagram から)

 
 
 
▼ Kanye West のグッズに並ぶ参加者たち
 
以下が実際のセットとなっており、Kanye 家のポーチには数々のゲストが現れたそうだ。
 

Kanye West の他、ゲスト出演した著名人は、Travis Scott(トラヴィス・スコット)、Marilyn Manson(マリリン・マンソン)、Shenseea(シェンシア)、Westside Gunn(ウエストサイド・ガン)、DaBaby(ダベイビー)、Don Toliver(ドン・トリバー)、Larry Hoover Jr.(ラリー・フーヴァー・ジュニア)

なお、このゲストの中でも特に Marilyn Manson は性的虐待で、そして DaBaby は同性愛者や HIV 患者への差別発言をして大炎上していたアーティストたちだが、そういったアーティストをゲストとして迎えることによって、Kanye は有名人の発言や言動を糾弾して排除しようとする動き「キャンセルカルチャー」を批判した表現をしたかったのでは、という見方もあるようだが、それに関しても Twitter 上では賛否両論であったようだ。


▼ Travis Scott

▼ Kanye West、Marilyn Manson、DaBaby

ラストには、Kanye West がこの家の中で炎に包まれ全身火だるまになり、そのまま家の外に出てくるという演出が。その後、現在離婚申請中である妻 Kim Kardashian(キム・カーダシアン)がヴェールを被ったウエディングドレスで登場し、Kanye と向かい合うという、何とも意味深な演出となっており、会場も Twitter 上も大盛り上がりとなった。


▼映像の中で家の中心に座る Kanye から火が上がり、実際に火だるまとなったKanye が外に出てくる……

▼その後、Kim Kardashian と再婚....!?

第1回目の視聴パーティーでは観客たちからパワーを貰い、スタジアムに住み、アルバムの制作を更に続けた Kanye。
第2回目の視聴パーティーでは腕立て伏せをして宙へ舞い、そして3度目となる今回は、自身が燃えて Kim Kardashian と再婚!? といった流れとなった。
もしかすると、1度目→ファンから受けた感動の中で何かを感じ取る、2度目→色々と自身の中で昇華、3度目→色々あったけど生まれ変わってやり直す、といった Kanye の心境を表したものだったのかもしれない……?

そして、最終的に本当に『DONDA』はリリースされるのだろうか……? 3度目の正直となるのだろうか。

Kanye West 

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