ホスピタリティ産業に特化したソフトウェア企業 Stampede と StoreKit による、イギリスの The Office of National Statistics(ONS)発表の最新データの分析結果によると、2019年〜2022年の間に登録されたホスピタリティ産業の数は増加しているものの、ナイトクラブ産業はクラブの閉鎖により減少していることが明らかとなった。

これには新型コロナウイルスの影響でクラブの閉鎖が余儀なくされたことが大きく影響しており、この閉鎖が今後数年間に渡って続き、クラブ本来の営業スタイルに戻ることができなければ、クラブの数は約5,000軒以下になる可能性があるとのことだ。この数字はクラブ数がピークだった2010年の10,040軒から半減している。


2019年〜2022年の間にイギリスのバー、パブ、ナイトクラブの数は約1,300軒減少したそうだ。クラブの登録数がピークであった2010年は10,040軒、2015年は 8,370軒、2017年は 7,420軒、そして2021年は6,985軒と徐々に減少している。
2022年、新型コロナの規制が続く場合はクラブの数は5,000軒以下になると予測されている。

データを分析した Stampede は「アルコールを含む飲料に特化したパブ、バー、そしてナイトクラブの企業は、飲食を扱うレストランよりも新型コロナの規制で苦しんでいることは明らかである」と述べ、StoreKit の CEO は「(新型コロナによって)不確実な日々が続き、また在宅勤務で足取りがが重くなることからもナイトクラブ産業は非常に厳しい時期に直面しています」とコメントしている。