アメリカ出身の DJ / Producer、i_o(アイオー)の悲劇的な死から11月23日で丸2年経ち、彼の家族が i_o の遺作となる14曲の未発表曲が収録されたアルバム『Warehouse Summer』をリリースした。
 
『Warehouse Summer』に収録されている14曲の未発表曲は、全曲がオルタナティヴ・ポップスター Lights(ライツ)とのコラボ曲となっている。Lights は、ILLENIUM(イレニアム)との "Hearts on Fire"、deadmau5(デッドマウス)との "When The Summer Dies" などの曲をリリースしており、ダンスミュージックシーンに欠かせない存在だ。

8曲目に収録されているドラムンベース調のトラック "Prayers" は、「自分自身に掴まることができない。もしそこに誰も居ないのであれば。耐えられない痛みだ。耐えられないほどの重さだ。」という歌詞で、Lights のソングライティングスキルが光る作品となっているが、それによって i_o の制作スキルの高さも引き立てられているようだ。
 
i_o、本名:Garrett Lockhart(ギャレット・ロックハート)は、2020年11月23日に甲状腺の慢性炎症を引き起こす自己免疫疾患「橋本甲状腺炎」が原因となり、突然の致命的な不整脈で亡くなったと発表されている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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Garrett Lockhart の家族はリリースについて、SNS で以下のようにコメントしている。

辛抱強く、そして愛情を持って、Garrett の最後の曲となるこれらの曲に、家族である私たちが「YES」と言うまで待っていてくれた皆様に感謝します。Garrett と Lights がプロデュースした最後の曲をリリースするために、必要な全てのチームを集めてくれた i_o のマネージメントに感謝します。
私たちは、彼らはもちろんのこと、多くの方々が私たちに定期的に声を掛け、そして私たちに「時間」と「スペース」をくれて、彼がいなくなったことを悲しみ、懐かしむ時間を与えてくれました。
私たちは多くの人から Garrett がどんな人物だったかを聞くのがとても好きです。私たちそれぞれが異なる感覚で Garrett を覚えてくれているように。その中でもいくつかの話は私たちを笑顔にしてくれたり、笑わせてくれたり、またいくつかの他の話では泣いてしまったり……なぜなら、そういった話は Garrett が人としてどんな人物だったかを確認させてくれるからです。そして Garrett の人生は、多くの人々に様々な形で影響を与えてくれていました。
みなさんの経験を私たちに共有してくれることは、私たちの癒しとなってくれました。そして、この音楽をリリースすることで、他の人にも癒しがあることを願っています。

生命がいかに壊れやすいかを忘れずに、自分自身とお互いを優しくケアし続けましょう。

>> i_o - Warehouse Summer 視聴はこちらから!


i_o 

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