イギリスのエレクトロニック・ミュージック・バンド Faithless(フェイスレス)のリード・ボーカル Maxi Jazz(マキシ・ジャズ/本名 Maxwell Fraser/マックスウェル・フレイザー)が亡くなったことが Faithless のオフィシャル SNS にて発表された。同声明では、死因は明らかとされていないものの、"安らかに眠りながら亡くなった" と説明されている。
 

彼は我々の人生を様々な意味で変えてくれた人だった。彼は我々の音楽に正しい意味とメッセージを与えてくれた。
彼はまた、誰に対しても分け隔てなく接し、深淵で親しみやすい知恵を持つ、素敵な人間だった。
彼と一緒に仕事ができたことは光栄であり、もちろん、本当に嬉しいことだった。
彼は素晴らしい作詞家であり、DJ であり、仏教徒であり、素晴らしいステージングを見せ、車を愛し、際限なく話し続け、美しい人であり、倫理観があり、天才であったと思う。
親愛なる Max よ、安らかに眠れ。

1957年6月14日にブリストルにて生まれた Maxi Jazz は、1995年から2021年まで、イギリスを代表するエレクトロニック・ミュージック・バンドの Faithless のリードボーカリストとして活動。1995年リリースのセカンド・シングル「Insomnia」、1989年リリースのセカンド・スタジオ・アルバム『Sunday 8PM』からのリード・シングル「God Is A DJ」等が世界的ヒットを記録している。
 
 

また、多くの才能を持つ彼は、90年代にバンド活動、曲作り、DJ として高い評価を得ている。ソロ活動でも注目され、Vintage Culture(ヴィンテージ・カルチャー)とのコラボ曲「Commotion」等が大ヒットしている。