「MBUX SOUND DRIVE」は、運転の動きを音楽と同期させ、再生中の音楽に反映させることができるというもの。加速、減速、ステアリング、ブレーキ等の様々なドライビングダイナミクスに合わせてサウンドが変化し、例えばブレーキをかけるとドラムの音量が変わり、ステラリングをかけるとボーカルの強さが変わる等、ドライバーの動きに合わせて没入型の聴覚体験が生まれるものとなるようだ。
運「MBUX SOUND DRIVE」は2024年半ば頃にソフトウェアアップデートとしてリリースされる予定で、第 2 世代 MBUX システムを搭載した Mercedes-AMG および Mercedes-Benz 車両で利用可能となり、メルセデスベンツの既存顧客は MBUX ディスプレイをアップデートするか、「Mercedes me」アプリの使用で無線(OTA)アップデートをすると MBUX ソフトウェアアップデートにアクセスできるとのことだ。
運転に伴う身体的動作によって楽曲の音が変化するサウンドシンフォニーが楽しめるこの新機能について、will.i.am は「路上の "オーケストラ"」と評している。
また、will.i.am は「作曲家、プロデューサー、ソングライターがこれをどのように活用して新たな作品を生み出し、ドライバーがドライブするためのクラシックを再考するのかを見るのが楽しみだ」「MBUX SOUND DRIVE は、音楽制作の新境地であるだけではなく、ドライバーにお新鮮で刺激的、インタラクティブなリスニング体験をもたらす」と語っている。
今現在、同システムで利用できるトラックはまだ数曲のみだが、メルセデスは「MBUX SOUND DRIVE」をメルセデス車向けのみならず "オープンな音楽プラットフォーム" として位置付けており、今後更なるアーティストたちが「MBUX SOUND DRIVE」に向けて調整された楽曲をリリースしていくことを期待しているようだ。