Los Angeles Times によると、アメリカ・カリフォルニア州サンバーナーディーの郡モハーベ砂漠の僻地にて、今週火曜日にマリファナを巡るトラブルにより、男性6人が射殺され、そのうち4人は更に重度の火傷を負わされており、その容疑で男性5名が逮捕されたとのことだ。
捜査関係者によると、このマリファナを巡っての抗争が麻薬カルテルと関連している可能性が現在調査されているとのことだ。

サンバーナーディーの郡保安局によると、火曜日午後8時16分に911通報があり、スペイン語の男性が「撃たれた」と通信司令員に話したが、自分がいる場所が分からなかったようであったとのことで、電話は途中で切られてしまった。

通信司令員はこの電話の座標を特定、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールの航空作戦部隊の協力を得て、複数の銃撃被害者とダッジ・キャラバン、シボレー・トレイルブレイザーの2台の車両がある犯罪現場を発見、そのうち1台の車両には弾痕があったとのことだ。また、犯行現場周辺にはダンボールやゴムタイヤ、割れた瓶などが散乱していたという。

https://www.latimes.com/california/story/2024-01-24/six-people-found-shot-to-death-in-el-mirage-desert-in-san-bernardino-county

約1時間後、到着した保安官らが現場に重度の火傷を負った男性4名が死亡し、シボレー・トレイルブレイザーに乗ってい5人目の死亡者と、そこから少し離れた場所で6人目の死亡者も発見された。死亡者のうち、4名の身元が特定されており、残る2名はまだ未特定であるとのことだ。911に助けを求めたのは、この犠牲者の中の一人であることが特定されている。
また、特定された犠牲者はラテン系で、おそらくホンジュラス住民であったとのことだ。

この殺害に麻薬カルテルが関連している可能性についての質問に対し、当局はまだコメントできないが「現場では明らかに我々に興味深疑問を投げかけるレベルの暴力を示すいくつかの出来事があった」と述べている。

容疑者5名は逮捕された後、事件の捜査が行われるまで保釈金なしで勾留されている。
当局は記者会見で、同地域では違法なマリファナ栽培が問題になっていると述べている。
カリフォルニア州では、娯楽用大麻と、登録された大麻の栽培が合法であるが、マリファナの闇市場が問題となっており、麻薬カルテルの活動により多くの犠牲者が出ているとのことだ。