スウェーデン出身の DJ/プロデューサー Galantis(ギャランティス)が、2015年にリリースされたデビューアルバム『Pharmacy』の後継作的なアルバムとなる4枚目のアルバム『Rx』を Big Beat からリリースした。
このアルバムには David Guetta(デヴィッド・ゲッタ) 5 Seconds of Summer(ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー)等とのコラボ・トラックも収録されている。
 
上記の投稿にて Galantis こと本名:Christian Karlsson(クリスチャン・カールソン)は「Rx は僕の混沌の中の静けさ」と表現。このアルバムは、ニューロダイバージェントの複雑な心とマインドのための聴覚療法となっている。

※ニューロダイバージェント……認知機能または感覚機能が「標準的」な人々とは異なる人のことで、自閉症、ADHD、難読症、総合運動障がい等の人々が含まれる。
 

Christian Karlsson は、ADHD(注意欠如・多動症)と診断されており、それについて以下のようにコメントしている。

Pharmacy(のリリース)は、自分がニューロダイバージェントであることを知った際のものだ。スタジオは自分にとって薬局のようなものだった。自分は患者だったんだ。
Rx(のリリースは)、自分にとっての薬を見つけた(ようなものだ)。これがカギだったんだ。だけどもちろん、誰もがそれぞれ自分の道を歩むけどね。

Christian Karlsson にとって、音楽は治療の役割を果たしているようだ。アルバム収録曲には、自身の経験を元に脳の多様性を描き、様々な感情を表現した楽曲が詰まっている。Christian Karlsson はそれぞれのトラックにて、自身の個性を発見したり、それを受け入れたりという人生のチャプターを描いているのではないだろうか。

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