ダブステップ DJ / プロデューサーでドイツ出身の Virtual Riot(バーチャル・ライオット)がポッドキャストの「SlamCast」に出演し、活動の拠点であるアメリカ・ロサンゼルスでの生活についてをインタビューに答えた。その中で Virtual Riot は、アドバンスレベルの音楽制作を教えたり、よりクリーンなライフスタイルを取り入れるまでの道のりを共有しながら、断酒が Virtual Riot の人生とキャリアに与えたことを語った。
 

8年間ロサンゼルスに住んでいる Virtual Riot は、あらゆる口実を付けては過剰なパーティーをしていたと認めた。しかし、リハビリ施設に入所したことで全てが変わり、それが Virtual Riot を断酒へと導く転機となったと答えている。


断酒を決断した後に初めてパフォーマンスを行ったのが2023年のフェスティバル「Electric Forest Festival」だったそうだ。そのステージで Virtual Riot は新たに明確な目的を持ってステージに立った。それ以降、Virtual Riot は断酒生活を続けているが、(音楽制作などの)創造性は全く衰えていないとのことだ。逆にシラフでいることが Virtual Riot の自制心を強化し、自身の作品とより深くつながる助けになったとコメントしている。

Virtual Riot は、断酒をしている他の有名な DJ たち……Ghastly(ギャストリー)、Barely Alive(ベアリーアライブ)、Steve Aoki(スティーヴ・アオキ)にも支えられたとコメントしたが、その一方で断酒への道は、自己認識力と自身の選択が最も大事だとも強調している。
誰もが分別をする十分な能力を持っている。自分のしていることが自分にとって良いことなのか、そうでないのかを知るだけの道徳心がある。ただそれに耳を傾けることだ」と述べた。