近年のハウス/テクノシーンにおいて、神速で世界的ブレイクを果たした才色兼備のフィメールDJ、NINA KRAVIZ。昨年は、世界最大のダンスミュージック配信サイトBeatportが選ぶ「DJ OF THE YEAR」を受賞し、"clubberia Awards 2014"のアーティスト部門でも第1位を獲得。いま世界で最も輝いているテクノクイーンが、自身初となるオフィシャルミックスCD『DJ-Kicks』を引っさげ来日したイベントはどこも大盛況に終わった。

「日本中のクラウドが恋に落ちた」ツアーの中から、5月9日WOMBで開催されたイベントをご紹介。

DJ SODEYAMAが独特のフロアメイクでクラウドがピークを迎えた頃、象徴的なブラックのワントーンコーデでDJブースに現れたNina。
 

DJ SODEYAMAから最高の状態でバトンを受け取ったNinaのプレイにクラウドは息をのんだ。洗練されたステージングと味のある選曲。フロアを沸かせるには時間はかからなかった。
 

踊ることを忘れて彼女に見入ってしまう、そんな感覚さえも作り込んでしまう存在感は唯一無二。



徐々にNinaのエナジーがフロアに蔓延した頃には興奮と盛況の坩堝。彼女の一挙一動に最高のレスポンスを示すクラウド。
 

彼女の提言するヒプノティックなヴァイブスは完全にフロアと一体となり、いつまでも聴いていたい、踊っていたい。パワフルともとれるDJもどこかにやさしさを感じる。



時折見せるキュートな笑顔。世界で最もブッキングが難しいDJのひとりと言われる超多忙な日々を送りながらも彼女のスタンスは何も変わらない。
 

あっという間に感じたプレイだったが最高の空間を作り上げたNinaはプレイが終わるとブースから降りクラウドに笑顔で答えていた。彼女のサービス精神は内面から溢れ出る”美”の追求なのかもしれない。GWの真っただ中に行われたツアーはどこも大盛況。またの来日を切に願いたい。