最新アルバム「NOW OR NEVER」を引っさげて行なわれた今回のライブは、

タイトルチューンの「NOW OR NEVER」「15パーセントの嘘」と続き、アルバムと同じ曲順でライブはスタート。アッパーなアルバム曲を中心にのっけからハイテンションな展開で、立冬を迎え冷え込みを増す事を忘れさせるように、一気に会場の熱気が急上昇する。

続いて「世界中の誰よりきっと」「世界が終るまでは・・・」といった織田哲郎カバーアルバムからの楽曲を披露。もはや彼女のレパートリーのひとつとさえ思える安定感を感じさせる。


アコースティックコーナーではバイオリンやピアノと、バンドとはメンバーも空気を一変させ「ことのは」「僕らのEndless Dream」といった楽曲をアカペラも含めしっとりと聴かせる。この振り幅の大きさもロックディーヴァ相川七瀬の真骨頂と言える。

そしてライブ中盤、サプライズでTRFのDJ KOOが登場。

TRFは21年のキャリアの相川にとっても大先輩と言えるグループ。

実は相川のデビューライブはTRFのオープニングアクトだったという縁もある。


DJ KOOはクラブDJの際にプレイしている、自身でリミックスしたBREAK OUT!を携え、軽快なトークと普段見る事の出来ないステージパフォーマンスで会場を湧かせた。

終盤では「COSMIC LOVE」「夢見る少女じゃいられない」など、お待ちかねのヒット曲を立て続け、ダブルアンコールでは、デビューアルバムから数年ぶりに披露するという「今でも...」を披露しライブは終了。新旧の楽曲と緩急の効いた内容で、20周年を超えた、いまの相川七瀬ならではの豊かさに充ちた、アニバーサリーライブとなった。