山口・東京・パリ公演を大成功のうちに終え、国内外で大きな話題となった渋谷慶一郎と初音ミクによるボーカロイドオペラ 「THE END」 のアムステルダム公演が決定した。

アムステルダム(オランダ)において、1947年より開催されている、 国際的な舞台芸術フェスティバル『Holland Festival(ホランド・フェ スティバル)』のメインアクトとして 6月4日、5日の二日間に渡り「オランダ国立オペラ&バレエシアター」で上演される。2000席弱の会場のチケットは2日間ともにソールドアウト間近と、上演の期待も最高潮に高まっている。

「THE END」は人間の歌手もオーケストラも登場しない、コンピューター制御された電子音楽と多面立体映像によって構成される世界初のボーカロイドオペラのプロジェクト。舞台に登場するのは、初音ミクと動物キャラクター。そして、電子音響、実験音楽、サウンドインスタレーションからポップミュージックに至る、ジャンルに捉われない先端的音楽を追求する音楽家である渋谷慶一郎自身のみ。作品の中で、重要な要素を占める映像ディレクションは、アニメーション 表現で世界的に注目されるデジタル映像作家YKBXが担当。3.11 以後の世界と「終わり」をテーマに、われわれの「生と死」に対するリアリティと幻視が投げ かけられる。