毎年開催される「Amsterdam Dance Event 2020」の開催も危ぶまれているオランダ・アムステルダム。オランダでは外出制限期間が設けられていたが、徐々に緩和方向に向かっているとのことだ。

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そんな中、オランダ・アムステルダムの中心部アムステルダム・セントラル駅から車で約10分程の川沿いにあるヴィーガンレストラン「Mediamatic ETEN」が昨日テストオープンされた。このレストラン経営者の知り合いのみに向けて仮オープンされたこのレストランは、独自の発想で展開している。

まず下記の写真のように、温室の小さな部屋が用意されている。こちらは2名のみが着席可能。



そしてソーシャルディスタンスを保つため、ウエイトレスは距離を取ってトレーに飲み物を乗せ、来客者に差し出す。こうすることで、一定の距離を保ったまま飲み物を提供することが可能となる。

食べ物を運ぶウエイトレスやシェフたちは、下の様なフェイシャルガードを付けて客の待つ小屋まで運ぶ。また、運ぶためのトレーも長いまな板のようなものを使用し、これをそのまま来客者に差し出すことで、ソーシャルディスタンスを保つことができる。



このレストランは、来週5月21日から再オープンされるが、現時点(※5月13日)で、6月末までの予約は埋まっているそうだ。また、万が一政府や国が外出禁止令など発令した場合は、予約料などは全額返金されるとのことだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ソーシャルディスタンスを保ちながらのレストラン経営はなかなか難しいが、このように人数を制限、そして他のお客さん同士が対面せず、ウエイトレス、シェフ全てが独自の方法で距離を保つアイデアを駆使しながらレストランを再開することが、これから暫くの間は主流となっていくのかもしれない。
 

Mediamatic ETEN

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