Fri, 16 Aug 2024
2007年9月~2008年3月にかけて、何十ものバック・トラックを制作し、ボブはジャマイカへと旅立つ。灼熱のキングストンへ到着し、Christopher Martin、Tony Rebel、Queen Ifricaなどのシンガーとレコーディングをした後、ロサンゼルスに戻り、何曲かのデモが仕上がった。素敵なヴァイブ、素晴らしいヴォーカルと、素晴らしい曲がいくつか出来たが、"Love Generation"や"World HoldOn"のようにゾクゾクもしなければ、"RockThis Party"や"Sound of Freedom"のようなビート感もない。
パリに戻り、心から信頼できる彼のチーム、特にサウンド・エンジニアであり、コプロデューサーであるCutee Bとのレコーディングを行ってから、やっとボブ・サンクラーはパズルを完成することが出来たのである。
「あの時点で、僕はロサンゼルスでレコーディングしたトラックに立ち戻って、それを更に磨き上げたんだ。それから、10月にパリで会ったSteve Edwardsを呼んで、Richie Havensの"We Are Everything"(ビートルズ・スタイルのサイケデリックな曲)をサンプリングして、1969年にリリースされたIllusionのトラックからもサンプリングしたんだ。タイトルに"Peace Song"と、愛と平和の力をつけたことによって、アルバムのコンセプトがはっきりしてきたんだ。」
もう一つ、奇抜なアイディアがあった。Manu Chaoの"Je ne t’aime plus"とShabba Ranksの"Love You No More"のヴォーカルを大胆にもミックスさせるということ。Manu Chaoはサンプリングすることを許諾し、Shabba Ranksはボブが2008年の年末に借りたスタジオへやってきた(なんと間にあって!)。2つの奇跡が起こったとしかいいようがない。
ニューヨークでは、"Born In 69"からの1stシングルとなる曲がレコーディングされた。伝説となっているオール... More Biography