VJ NAKAICHIこと映像クリエイターYOSHIAKI NAKAICHIは2つの指定難病を患い、余命2年を宣告された。
彼の命を救う残された手段はアメリカでの臓器移植のみ、しかし、それには7500万円と言う莫大な費用が必要とされた、、、

VJ NAKAICHIの命を救う為に、同じくクリエイティブを生業とする映像作家、VJ、デザイナー、ミュージシャン、DJ、オーガナイザー、クラブ、ライブハウス、メディア、など多くのクリエイターが立ち上がり募金活動が始まった。

『SAVE NAKAICHI DONATION PROJECT』として行われた募金活動は、街頭募金や多くの店舗への募金箱の設置、チャリティイベント、そしてSNSやクラウドファウンディングといった、様々な形で表現され、クラブ/ダンスミュージック・シーンを中心に多くの人の心へと訴えかける大きなうねりとなっていく。

そして、2016年9月24日、目標金額7500万円を達成。
VJ NAKAICHIもアメリカでの移植手術を終え、術後の経過も安定したことから同月無事に帰国することが叶った。

“SAVE NAKAICHI”という言葉をキーワードに多くのクリエイターが参加し、ひとりの仲間の命をつないだこの現象とは一体なんだったのか、、、

募金活動も終盤に差し掛かった8月末に行われたイベント「HELP」にて行われた参加アーティストのインタビューや、アメリアで闘病生活を続けるVJ NAKAICHI、そして共に闘い続けてきた妻・AKIKOさんの証言を元に、VJ NAKAICHIの命をつなぐ奇跡の物語をここに記録した。
痛み、錯乱し、泣き、怒り、辛く険しい日々。
そして皆んなからの大いなる愛を受け取り、頂いた命、その意味を考える。

VJ NAKAICHIの命を通して見えてきた、生と死の狭間にあるもの。
それは、クリエイターにとって生きることとは“創る“ことであり、そして、“創る“こととは死を意識しながらもがく生への渇望でもあった。

ひとりの命を繋ぐ為に多くの人々が参加し、VJ NAKAICHIの命を救ったこの軌跡が、同じように病で苦しんでいる人たちにとって生きる為の希望や可能性へと繫がること、そして今後の国内での移植医療の状況改善や医療体制への向上に繫がる一助となることを祈ります。
 
 
『SAVE』 by SAVE NAKAICHI DONATION PROJECT 
supported by DOMMUNE × 2.5D × lute

動画公開URL: https://youtu.be/VNZFBfOnYyM

PRODUCED BY THINKR/KENJIRO HARIGAI(THINKR)
DIRECTED BY MICHIHIRO TAKEUCHI

ACT: 
YOSHIAKI NAKAICHI( VJ NAKAICHI) & AKIKO NAKAICHI

DJ EMMA / SHINICHI OSAWA / TOMOYUKI TANAKA(FPM)/ KEN ISHII / SUGIURUMN / THE SAMOS / YAMATO

HEART BOMB / VJ YUKI(VJ 100LDK) / NAOHIRO YAKO / VJ MANAMI / GraphersRock / LIGHTING AIBA

NAOHIRO UKAWA(DOMMUNE) / KAZUMA IEIRI(CAMPFIRE) / TOMOYASU HIRANO (メディアクリエイター) / TAKAHITO KUMASAKI (デジタルステージ代表取締役) / MAMORU ICHIKAWA / yanma(CLUBBERIA) / JUNYA YAMADA (演出家/David J. roroduction) / YASUHIRO ARAKI (オーガナイザー) / KAZUKO TAKAHASHI(日本移植支援協会)


「SAVE NAKAICHI DONATION PROJECT」
http://save-nakaichi.com/

SPECIAL THANKS TO
DOMMUNE / SOUND MUSEUM VISION / CREATIVEMAN PRODUCTIONS