新型コロナウィルス の世界的なパンデミックが宣言され、何百ものショーやイベントがキャンセル、延期されたり、アーティストもツアーを中断せざるを得なくなるなど、世界のエンターテイメント業界に大きな影響を与え続けている。

米国最大のプロモーターの一つである Live Nation は、水曜日に株価が16.6%下落し、株式市場の評価額が約19億円下落したと Billboard が報告。株価はここ1ヶ月で43%以上下落、昨日の終値で42.01ドルと、最安値を記録したことから、危機感を募らせているという。


Live Nation の CEO である Michael Rapino(マイケル・ラピノ)は、新型コロナウイルスの懸念は軽視しつつも一時的な混乱を指摘。

「私たちのビジネスはほとんど6月中旬以降から始まります。」
「今後数カ月の間に、いくつかのアリーナやクラブではキャンセルが出ると思いますが、私たちのビジネスの中心は夏です。」

と述べている。
しかし、クラブやアリーナは維持費が掛かるため、公演が再開されるまでの間に支払う費用の工面をするために必死なのではないかと見られている。
ベニュー、プロモーター等、業界内部で更に手を取り合って、この困難に立ち向かう必要がありそうだ。