世界的に新型コロナウイルス収束の目処がまだ立っていない現状の中、イギリスでは新型コロナウイルスに関連する新しい法律(The Health Protection, Coronavirus, Restrictions)が6月1日から施行された。


イギリスでは既に新型コロナウイルスに関する厳しい法律が存在しているが、こちらも6月1日に修正案が発表された。まず GOV.UK に記載されている「人々ができること」をいくつかご紹介しよう。
  • ソーシャルディスタンスのガイドラインを守り、6人以内であれば、家族以外でも屋外で過ごすことができる。プライベートガーデンやその他の屋外スペースを含む。
  • 自動車のショールームや屋外のマーケットへ行くことができる。
  • ガイドラインに記載された他の項目の対象となるエリートアスリートは、トレーニングをしたり、定められたジム、プール、スポーツセンターでの運動が可能となる。
そして「禁止された行為」がこちら。
  • 友人や家族などの、自宅以外の家に行ってはならない。
  • 屋外にあるジムや遊技場を使ってはならない。
  • 家族以外の人物と屋外で6人以上で集まってはならない。
日本と比べるとかなり厳しい規制である。


そんな中、禁止事項の1つに、これまたなかなか辛い項目が含まれている。

それは「同棲していないカップルの性行為、互いの家への宿泊は禁止する」という法律だ。

実際には「公共の場でもプライベートな場でも2人以上で屋内で集まってはならない」というものだが、同棲していないカップルの性行為 も法律に含まれており、取り締まりの対象となった。

そして上記の法律に違反すると100£(日本円約13,000円)、再犯すると最大3,200£(日本円約43,000円)支払わなければならないのだ。だが、家の中まで入って取り締まる権限はないそうなので、性行為の最中までは取り締まりはされないと考えて良いだろう。


6月1日に上の最新の法律が発表・施行されて以来、Twitter上では「Sexban」のハッシュタグで様々なコメントが寄せられ、イギリス内の Twitter ではトレンド入りするまでになっている。