大人気ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」を手掛ける米・エピックゲームズが13日、米 Apple を提訴した。
理由は、Apple のスマートフォン・タブレットにおけるアプリ配信およびアプリ内課金システムを独占している、というものだ。

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エピックゲームズは、Fortnite をスマホ向けにも配信し、Apple の App Store を利用しての配信も手掛けていたが、この App Store のアプリ配信・アプリ内課金システムを回避するための独自の課金システムを導入すると発表、Apple はこれを「規約違反」として Fortnite の配信を停止。その後、エピックゲームズは「Apple は、Apple のスマートフォン・タブレットがアプリの配信、アプリ内課金システムを独占している」として、Apple を相手取る訴訟を起こした。


Apple は、自社のスマートフォン・タブレットのアプリ配信、アプリ内課金には、安全の確保等のためとして自社システムである App Store の使用を強制しているが、30%という高額な手数料を Apple に対して支払う必要が発生するため、開発者からは「高すぎると」いう声が多かった。更に7月に米議会で開催された反トラスト法(独占禁止法)についての公聴会でもアプリ配信について議題として挙がっていた。

エピックゲームズは、この訴訟に際し、Fornite のファンに「2020年が『1984』にしないための闘いに参加してください」と呼びかけているが、この元ネタは1984年の Apple による米 IBM のIT業界支配を批判する内容の TV CM。批判の内容がそっくりそのままブーメランとなって Apple に返ってきてしまっているという、なんとも皮肉的でユニークなパロディ動画となっている。
 

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