経済誌『Top Dollar』が「音楽ストリーミング・サービス Spotify で最も利益を得たアーティスト」を発表した。
第1位に輝いたのはヒップホップ・アーティスト Drake(ドレイク)で、ストリーミング数は215億回、約5,250万ドル(日本円:約57億1,521万円)の収益となる。
 

第2位に輝いたのは、コロンビア出身のシンガソングライター J Balvin(ジェイ・バルビン)で、ストリーミング数からの利益は、約3790万ドル(日本円:約41億2,584万円)
 

ダンスミュージックのプロデューサー内で、最も上位にランクインしているのは、2020年2月から制作活動に励むため表舞台に登場していない The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)で、第16位。現在までにストリーミング数は72億回となり、1,770万ドル(日本円:約19億2,684万円)を稼いだ計算となる。

続く、第25位にランクインしているのは、Calvin Harris(カルビン・ハリス)で、ストリーミング回数からの利益は約1,400万ドル(日本円:約15億2,389万円)となっている。
 

また 「Spotify で最も収益を出した楽曲」は、Ed Sheeran(エド・シーラン)の "Shape of You" で、現在までにストリーミング数27億回で、約660万ドル(日本円:約7億1,840万円)の収益を得ている。
 

ダンスミュージックの分野でも、ストリーミング数が10億回に達する楽曲もいくつかある。

まずは1つ目は、The Chainsmokers & Coldplay の "Something Just Like This" で、ストリーミング数15億回、約360万ドル(日本円:約3億9,185万円)。
Major Lazer(メジャー・レイザー)& DJ Snake(DJ スネーク)の "Lean On" はストリーミング数14億回で、約350万ドル(日本円:約3億8,097万円)となっている。
 

上記のように、一部の楽曲は驚異的な数字をたたき出しているが、Spotify の特別な著作権構造があるため、こういった莫大な規模の利益は極めて少ないそうだ。Rolling Stone によると、平均的な収入の低いアーティストの98.6%は、月に12ドル(日本円:約1,300円)程度の利益しか得られないとのこと。こういった統計からも、音楽家ユニオンが、公正な収益を求めるキャンペーンをローンチをしたとのことだ。

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▼ 下記、Top Dollar が発表した「Spotify にて最も収益を上げたアーティスト」の一覧

なお、上記で記載した Spotify でのストリーミングで最も収益を得たアーティスト10組の合計金額は、337,485,480ドル(日本円:約367億1,912万)となっている。

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