エレクトロニック・ミュージックシーンのレジェンド、Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)が、先日、NFT にて「afx\/weirdcore\blockscanner」と名付けられた一点物のアート作品をオークションにかけ、24時間のオークションにて127,000ドル(約1400万円)で落札された。
これは、Aphex Twin が世界的なビジュアルアーティストである Weirdcoer(ウィアードコア)とコラボした作品で、Aphex Twin 作品において象徴てきな、Aphex Twin / リチャード・D・ジェームスの顔の不気味な笑顔のデジタルアートと、不気味な音声が組み合わせられたもので、Aphex Twin の最初の NFT となる。
 
このアート作品には、学際的アーティスト Freeka Tet による「トークンへの追加の技術的インプット」を盛り込んだものになっているとのことだったが、Freeka Tet は、SNS にてこの Aphex Twin の NFT ファイルに隠された秘密を、ロック解除して抽出する方法を明かしたビデオを公開した。
 
なお、Aphex Twin はこの NFT の売上について、莫大な電力を必要とする NFT のための電力を作り出す際に生み出される二酸化炭素排出量について、それを相殺する活動を行うと述べており、販売金額に基づき、収益の一部を植林のために使い、パーマカルチャー(人と自然が共存する社会を作るための手法)のプロジェクトへの寄付または独自にそういった活動を行うとのことだ。
 

一体どのようなデータが隠されているのか……それは、1400万円で落札した人のみが知ることができるものだが、落札者がそれを公開することを期待しよう……。