アメリカにおける権威ある音楽賞の一つ、グラミー賞を開催する Recording Academy は、2022年の開催にあたり、多数のルール変更を発表した。
Eminem(エミネム)や The Weeknd(ザ・ウィークエンド)からノミネーションに関する批判を受けていたグラミー賞は、ダンス/エレクトロニックカテゴリの変更を含む授賞式のガイドラインを変更することに。

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Billboard によると、以前は「Dance Recording」だったカテゴリが、「Best Dance/Electronic Recording」に改名されたと発表。それによると、この変更は「Best Dance/Electronic Album」のカテゴリに合わせて変更されたとのことだ。

そして、おそらく最も重要な変更は、「Album of the Year(本年度を代表するアルバム)」のカテゴリに加えられた変更だ。2022年以降、「Album of the Year」にノミネートされたレコードに出演するソングライター、プロデューサー、エンジニアなどのミュージシャンもノミネートされるようになるとのことだ。このアップデートは、アルバムの1曲にクレジットされている場合にも指名することができ、アルバムを担う人々のノミネート範囲を拡大するためのものであるという。

NMEによると、2022年以前は、ミュージシャンはアルバムの33%以上に貢献した場合にのみノミネートされる資格があったとのことだ。