イギリス出身のトランス DJ / Producer の Gareth Emery(ギャレス・エメリー)が、新型コロナパンデミック後の「ゲストリスト」について SNS に投稿した。

Gareth Emery は、新型コロナの影響で音楽業界がまだ厳しい状況の中「通常チケット」を購入するのではなく「ゲストリスト」を使用し、Gareth Emery のツアー公演に無料で入場しようとする人々を非難している。

※ゲストリストとは...?
ゲストリストとは、出演者もしくは関係者の枠としてクラブイベント、ツアー公演、フェスティバルなどで、入場者の名前を登録してもらって「割引価格」もしくは「無料」で入場できるシステム。


 

2020:クラブが閉鎖
2021:僕のゲストリストは閉鎖

僕が新しいツアーを発表してから、僕の受信箱は無料チケットが欲しいというリクエストばかりが届いた。通常であれば、そういった人をゲストリストに入れてあげていたし、知らない人でも今までは正当な理由があればゲストリストに入れていた。

だけど今は、クラブは1年以上も閉鎖されている。多くのクラブは閉店せざるを得なくなった。また、なんとか経営していけるギリギリの状況のクラブも多い。だから、たとえ僕の公演であっても、なくても……。

ライブ音楽をサポートしよう。
クラブ会場をサポートしよう。
チケットを買ってくれ。

Instagram の投稿には、以下のように記されている。

僕に無料チケットを頼んだ人々をディスるつもりはないけど、今はその時期じゃない。

以下の2点を僕はハッキリさせたい。

1. 僕はいずれにせよクラブから同じ金額を支払われるだけなので僕の事ではない。

2. クラブが再開してから、僕が行っている公演は、僕もお金を出してチケットを買っている。
僕みたいに甘やかされたやつでもゲストリストを頼んでないんだから、みんなもそうしてくれ。

「ゲストリスト問題」は、新型コロナ禍以前から、DJ やクラブ・フェス関係者の悩みの種の1つであったことは間違いないだろう。「無料」で入場したいある一定数のファンと、多額の費用を費やして公演を開催している「クラブ」や「フェスティバル」側の攻防は続いていた。

クラブやライブ会場、フェスティバルを守るためにも「今」は無料で入場する時期ではないのかもしれない。

Gareth Emery

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