Tue, 24 Sep 2024
また、彼らはLPアンダーグラウンドというファンクラブを活用し、ファンと直接コミュニケーションをとる手法で、ストリート・シーンを代表するバンドとなり、アルバム『ハイブリッド・セオリー』は全世界で圧倒的な支持をうけた。このアルバムからのヒット・シングル"クローリング"で2002年度ベスト・ハード・ロック・パフォーマンスを受賞するなど、快進撃は続き、このアルバムはダイアモンド・ディスクとなり、2,000万枚近いセールスを現在までに記録している。(尚、デビューから現在までのアルバム・セールスは全世界で5,000万枚以上)
2003年にリリースされたセカンド・アルバム『メテオラ』はサウンド的にもメッセージ的にも、『ハイブリッド・セオリー』の続編ともいうべき内容で、日常に不満や不安を抱える若者の心をさらに捉え、リンキン・パークの人気を決定づける作品となった。リード・シングルの「サムホエア・アイ・ビロング」は自分の居場所を求める心の叫びが歌われている。
2作連続の大ヒットに自信を深めたリンキン・パークは尊敬をするヒップ・ホップ・アーティスト、ジェイZとコラボ・アルバム『コリジョン・コース』をリリース。リード・シングルの斬新な"ナム/アンコール"で2006年度ベスト・ラップ/ソング・コラボレーションという二つ目のグラミー賞を受賞している。
更なる自信を深めたリンキン・パークは、音楽活動を通したチャリティー活動へとそのフィールドを広げてゆく。
2005年、リンキン・パークは赤十字とともにMusic For Reliefを設立し、世界の災害の被災者や世界の温暖化対策などに貢献する活動をスタート。スマトラ島沖地震では10万ドルを寄付し、ファンにもチャリティーを呼びかけた。(2010年にはハイチ大地震を支援するために、ダウンロード・トゥ・ドネートを創設。27万ドルもの収益をあげた。昨年の東日本大震災でもいち早く支援のために、立ち上がった)
2007年には、リック・ルービンを迎え、3作目の『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』をリリース。アルバムのタイトルは世界終末時計の針が進んでいることを意味している。この作品から、リンキン・パークは自らのアルバムを社会的なメッセージを持つ作風に舵を切っている。リード・シングル「ワット... More Biography