新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、経済も世界的に崩壊しつつあり、それは音楽業界にも多大な影響を及ぼしている。クラブは閉鎖され、イベントやフェスティバルは次々にキャンセルや延期となっており、多くのアーティストたちはオンラインストリーミングによる新しいパフォーマンス方法を模索している最中だ。

しかしまだまだ新型コロナ禍の真っ只中にある世界を尻目に、中国では一足先にクラブが再オープンし、ナイトライフが復活し始めてきているとのことだ。

新型コロナウイルスの震源地である中国・武漢も、76日間の封鎖期間を経て、規制が緩和され日常生活が戻りつつある。3月末にはいくつかのクラブイベント会場に許可が下りたようで、営業が再開されたようだ。しかし、どの会場も定員が決められており、ライブの許可は降りていない。

現在営業しているのは深圳の OIL Club、成都の TAG、杭州の Loopy。しかし、まだまだ人の出入りも少なく、完全な回復には至っていないという。
 

クラブ側には、来場者の体温チェック、ダンスフロアのこまめな清掃・消毒といった多数の安全対策が命じられており、更に渡航歴によっては入場を拒否されることもあるとのことだ。