CNN US によると、手に使用する消毒液・ハンドサニタイザーにはアルコール成分が含まれているため、引火性が非常に高いとの事だ。

National Safety Council (NSC) の広報担当者 Maureen Vogel 氏が CNN に下のようなコメントを寄せている。
「燃えやすいものをペアにしないで下さい。災害が発生する原因です」

US Consumer Product Safety Commission (USCPS）の統計によると、7,000人以上の火災事故は花火関係のものが多く、7月4日周辺の時期に最も多く発生しているとのことだ。ちなみに7月4日はアメリカの独立記念日で、各州で花火がバンバン打ち上げらてている。そのうち、約57% の花火関連の事故は火傷だという。


アルコール入り消毒液は、コロナ禍の現在、生活に欠かせないものの一つとなっている。花火の際には、時折花火の破片が飛び散ることがあるため、それがハンドサニタイザーに引火して火災が発生しないとも言い切れない。

新型コロナウイルスの影響で今年は日本では大規模な花火大会は開催されない可能性は高いが、花火は日本では夏の風物詩となっており、コンビニでは今年も手持ち花火が販売されているので、自宅のバルコニーや庭、または公園などで楽しむ人は多いことだろう。その際には、火や花火の側にアルコール入りの消毒液を置かない、消毒液をポケットに入れたまま花火をしない、手を消毒液で消毒した直後は花火や火に近づかない等気を配る必要がある。

下手をすると、手が火だるまになる可能性も否定できないので、しっかりと注意して欲しい。


アメリカ国家安全委員会では、花火はプロに任せることを推奨しているとのことだ。