エレクトロニック・ミュージックのパイオニアDJ/プロデューサーにして、音楽宇宙を自由自在に行き来するジェフ・ミルズが、長年の構想を形にした SPIRAL DELUXE(スパイラル・デラックス)

2015年、東京と神戸で開催されたアートフェス、TodaysArt JP において、多彩なバックグラウンドと抜群のテクニックを持った4人、ジェフ・ミルズ(Drum machine, Dr, Percussions)、バッファロー・ドーターの大野由美子(Moog Sync)、日野”JINO”賢二(B)、ジェラルド・ミッチェル(Key)がパフォーマンス、文字通りの "スーパー・グループ" SPIRAL DELUXEがスタートした。


ワールド・ツアーと2枚のライブEP盤を経て、より柔軟に共鳴し合い、最高のハーモニーを奏でるようになった彼らが満を持して発表するデビュー・アルバム 『Voodoo Magic(ブードゥー・マジック)』では、バンドのユニークさを象徴するように各々が自由に楽器をプレイし、ジャズ、ロック、ファンク、ポップ、ゴスペル、デトロイト・テクノ、ハウス etc..の豊富なスキルと知識を表現。パリの有名なスタジオ、Ferber にてその "瞬間をとらえる" ように録音された。ジェフ自身もドラマーとしてドラムとパーカッションを担当している(ジェフの生ドラム音源がリリースされるのは初めてである)。
 

"音楽から最高のスピリットを見出す” という SPIRAL DELUXE の冒険(=インプロビゼーション)は、スタイリッシュであると同時に心地良く、スリリングなエッセンスも兼ね備えている、まさにスペシャルな音楽体験そのものなのだ。

◎Label: Axis Records https://www.axisrecords.com
◎輸入盤取扱元:Underground Gallery:https://undergroundgallery.jp
  『Voodoo Magic』特設ページ:http://www.undergroundgallery.jp/AX076.html
 
 

SPIRAL DELUXE (スパイラル・デラックス)

OFFICIAL Facebook:www.facebook.com/SpiralDeluxe
 
■バイオグラフィー
エレクトロニック・ミュージックの創造性に限界がないように、スパイラル・デラックスは今この時代に可能なことを説得力を持って示している。

通常でいうところのカルテット、4人のミュージシャンがそれぞれ違う音楽の局面を持ち合うことで、スペシャルのものを作り上げようとする。しかし、さらにそれぞれがコミュニケートの仕方を変化させることで、今までにはなかった全く新しいフォーマットが完成されていく。スパイラル・デラックスは真にピュアなのだ。

スパイラル・デラックスはドラマー、パーカッショニストとして参加しているジェフ・ミルズの長年の構想だった。
世界的に有名なDJプロデューサーになる前、ミルズはドラマーでその活動は70年代後半にDJを始めるまで続いた。DJになってからもいつも自分の音楽のルーツに戻る気持ちは常に心の中にあった。そんな長年の夢は2014年、パリのルーブル美術館オーディトリアムでレジデンシーを任された時に実現する。一晩限りのバンドを結成したのだ。それ以降 「スーパー・バンド」になるべく、高度な技術を持ったミュージシャンがハイレベルなクリエイティビティに到達すべくコラボしていく形態へと進化を重ね、2015年、大野由美子(Buffalo Daughter)(Moog Sync)、日野”JINO”賢二(B)、ジェラルド・ミッチェル(Key)の3名とともに、スパイラル・デラックスが誕生する。

ジャズやロックバンドがプレイするように、各々が自由に自分の楽器をプレイする。メンバーはそれぞれエレクトロニック機材を使用しているが、MIDIを使用することなくお互いシンクしていない。全員がライブ、スタジオで広大な経験を持っているので、スパイラル・デラックスでは、ジャズ、ファンク、ポップ、ゴスペル、デトロイトテクノ、ハウスなど豊富なスキルと知識を表現することができるのだ。

“Voodoo Magic”はパリの有名なスタジオ、Ferberで2日間のレコーディングを行い制作された。ほとんどの楽曲はワンテイクで「瞬間をとらえる」よう録音されており、スパイラル・デラックスのユニークさを強調している。「Let It Go」はベテラン・ボーカリスト、タニヤ・ミッシェルをゲストボーカルに迎えており、ミックスはデトロイト・ハウス唯一無二のテレンス・パーカーが手がけている。
JEFF MILLS Drum machine, Drums, Percussions
ジェフ・ミルズ (ドラムマシン、ドラム、パーカッション)



エレクトロニックミュージック界において最も偉大なDJ、プロデューサーの一人として世界的に知られる中、ジェフ・ミルズの音楽はクラシカル、ジャズ、アフロ・ビート、映画音楽、ハウス、インダストリアル・ダンス、そしてヒップホップ、ラップなど多岐に渡っている。DJになる前、ミルズはデトロイトでの学生時代を通してジャズ・ドラマーとして様々なバンドで活躍した。パーカッショニストとして知られることはないが、彼の長いキャリアを見ればそのユニークな「タッチ」を見出すことができる。 ファイナル・カットというインダストリアル・ダンスバンドから始まり、アンダーグラウンド・レジスタンス、クラシカルピアニストのミハイル・ルディ、サックス奏者エミル・パリジャン、アフロビート・ドラマーのトニー・アレンなど様々なコラボレーション。ミルズはMIDIを使用せずにシンクしないことによって、自由に制限なくドラムマシンをプレイする。ローランドTR909を自在に操るその姿は唯一無二である。
YUMIKO OHNO Moog Synthesizer
大野由美子(ムーグシンセサイザー)



1993年、東京で結成されたエレクトロニック、エクスペリメンタル、ロックバンド:バッファロー・ドーター のメンバー、96年にビースティー・ボーイズが運営していたGrand Royalと契約してから活動の拠点は東京から世界へと広がる。その後はLAのEmperror Norton、 V2とワールドワイドディール、2010年には自身のレーベルBuffalo Ranchを立ち上げ、2014年リリースした「Konjac-tion」は7枚目のアルバムとなり、現在も東京中心に活動している。 2010年 珍しいキノコ舞踊団、YCAMでの舞台の為に制作した「The Rainy Table」ではピアノ、シンセ、スティールドラム、ベース,などを演奏し初ソロ作品として発表。様々なアーティストとのコラボレーションやサポートも多くコーネリアス こと小山田圭吾 、ヤン富田, モーガン・フィッシャー, 立花ハジメなど。 2014年に結成された女性シンセカルテット、Hello,Wendy!では演奏とプロデュースも担当。2016年よりコーネリアスのベーシストとしてツアーに参加している。
 
KENJI “JINO” HINO Bass Guitar
日野賢二(Jino)  (ベース)



東京生まれ。6歳の時に家族と共にニューヨークへ移住。世界的トランペットプレイヤーである父(日野皓正)の影響で9歳にトランペットを始め、La Guardia High School of Music & Art & Performing Arts に15歳で就学。17歳の時にトランペットからベースギターに転向し、ジャコ・パストリアス から教えを請う。
1986年からプロとして、アポロシアターのハコバンドでプレイする傍ら、ジョー, ジェシカ・シンプソンやブロンディなどと共演。以降クリストファー・マックス&ニュー・ミレニアム など世界中で有名ミュージシャンとプレイし続けている。自身のバンド、Jino Jamも結成し2014年にはサードアルバム”Jino Jam”をリリース。
GERALD MITCHELL Keyboards
ジェラルド・ミッチェル(キーボード)



デトロイト生まれ。ミュージシャン、プロデューサー、バンドリーダー、DJとしてデトロイトハウス、テクノ界に大きなインパクトを与える。
アンダーグラウンド・レジスタンスのメンバー、UR044 aka Soul Saverとしての作品群や、ホアン・アトキンズ主催メトロプレックスからリリースされた”Celestial Highways” 、Soul Cityにおける初期のハウス作品などジェラルドの音楽は常に、彼のルーツにあるゴスペル・ミュージックから生みだされた、そのソウルフルさで評価されている。
アンダーグラウンド・レジスタンスおよびDJロランドとの共演はヒット作”Knights of the Jaguar”へと発展し、グループLos Hermanosへと繋がり、2005年にはURのGalaxy 2 Galaxy / Los Hermanosツアーのミュージカル・ディレクターを務める。
2011年には自身のレーベル”Gerald Mitchell International Recordings”を立ち上げソロアルバム『Family Property』、2013年にLos Hermanos名義でのアルバム『Descendants Of The Resistance』を発表。
現在はジェラルドを中心に流動的なセッション・メンバーとの変幻自在なソロプロジェクトとしてLos Hermanos 名義でのライブ、あるいはDJとして世界各地のクラブで活躍を始め、Bill Beaver a.k.a Billy Loveとのファンク・プロダクション、Celebrity BBQ Sauceの準備中である。