解散してからもなお話題を振り撒き続ける伝説のエレクトロニック・ミュージック・デュオ Daft Punk(ダフト・パンク)が、2024年パリ夏季オリンピックで再結成するという噂がネット上に急激に拡散し、大騒ぎとなった。

パリ五輪の芸術監督であるトーマス・ジョリー氏が、Daft Punk とパリ五輪の件について、フランスの公共ラジオチャンネル France Inter(フランス・インテル)の最近のインタビュー内で「彼らがこの式典に参加してくれたら、とても幸運だろう」「フランスの国際展示会について考えるとき、Daft Punk を無視することはできない」とコメント。

しかし、インタビューの終盤にて、氏は「Daft Punk について、少し話を盛った」と白状。

Daft Punk を再結成させるというのは、明らかに私が最初に思いついたアイディアの一つでした。

彼らは非常に才能があり、素晴らしい国際的なオーラを放っています。しかし、彼らは再結成したいと思っているだろうか……彼らが非常に慎重に解散を発表したのに?……彼らがその前に決めてくれるのであれば、我々が彼らの場所を見つけますがね。

上記の通り、トーマス・ジョリー氏は決して「Daft Punk がパリ五輪に出演する」とは語っていないのだが、しかし先週水曜、国内外のニュースに加え、パリとパリ郊外の地域情報を主に掲載するフランスの日刊新聞 Le Parisien(ル・パリジャン)が、このインタビュー内容に「Daft Punk が "数ヶ月前" にオリンピック計画委員会と面会した」という匿名の情報筋の話を更に付け加えて報道してしまい、当然のことながら、それがファンたちの更なる憶測を煽ったため、ネット上は大騒ぎとなってしまった。

このネット上の盛り上がりを危惧したのか、Daft Punk の広報担当者は、最終的にローリングストーン誌に以下の声明を発表。

「これは噂であり、真実ではありません」

その後、ことの発端となってしまったトーマス・ジョリー氏は、X(旧 Twitter)に自身の声明をシェアした。

式典の出席の可能性について話し合った結果、グループ(Daft Punk)は参加しないことを決定しました。
この決定を尊重し、私のコメントが曖昧だったことをお詫びします。

あまりにも世界から待ち望まれ過ぎて、遂にオリンピックにまで影響を与えそうになってしまっている Daft Punk の再結成だが、果たしてこの先、どこかのタイミングで現実のものとなるのだろうか……? ファンは噂に一喜一憂しつつ、見守るしかない。