新型コロナウイルスのパンデミックにより、何ヶ月ものロックダウンを余儀なくされたスペインだが、今後ナイトライフを再開することを目指す中、健康と安全のために厳格なルールを敷くことを検討しているとのことだ。


ライブイベントやフェスティバルが以前と同じように再開して欲しいというのは全世界の音楽ファン共通の願いだが、現実は厳しく、各国の自治体等によるソーシャルディスタンスを考慮したガイドラインに沿っての再オープンが前提とされており、それは以前のダンスフロアとは全く異なるものであることは以前iFLYERでもお伝えした通りである。

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スペインは、世界的に有名なパーティーアイランドである IBIZA 島を有する国である。新型コロナウイルス流行の第二波を回避し、会場が持続可能な方法で再開するための最大限の予防策として、スペインのナイトライフシーンでは以下のルールを提案しており、スペイン政府は数日中のこれらの採用を検討しているとのことだ。
  • 接触の必要のないクレジットカードや携帯電話での支払い
  • マスクの着用
  • 感染防止のため再利用可能なストローの使用を禁止
  • ソーシャルディスタンスを守るためダンスフロアの分割
  • トイレや VIP ルームもソーシャルディスタンスを守るため分割
更に政府は、会場スタッフの保護についても慎重に検討しており、DJ のパフォーミングスペースの確保や、会場入り口に設置した信号灯システムの利用によってドアマンが待機客との接触を減らすこと等も考えているとのことだ。


韓国では、パンデミックへのアドバイスやルールを無視して娯楽施設を再開してしまったがために、1週間後に新型コロナウイルスの第二波が発生してしまった。ロックダウンが緩和され、外出の機会が増える際には、政府のガイダンスに従い、しっかりと注意すべきだろう。

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