2020年前半も終わりに近づいており、スペイン、イタリア、イギリス等のいくつかの国では経済の多くの部門が復活しているが、エンターテインメント業界はその中でも最も苦しんでいる業種の一つであり、2021年までに多くの克服すべき課題を伴う厳しい状況に直面するものと見られている。

NIVA(National Independent Venue Association/全国インディペンデント・ベニュー協会)の調査によると、個人経営のベニュー(イベント・ライブ会場)の90%は、政府の資金援助なしだと数ヶ月で破産してしまうとのことだ。

この調査によると、現状では個人経営のベニューの収益はゼロだが、住宅ローンや家賃、非常に多くの固定費の支払い義務を伴う施設を部分的に開くことは経済的に実現可能ではないという事実に加え、税金、保険の支払いも続いている。
また、主要な市場がニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなどの場所でのアーティストツアーをサポートできない場合、小規模市場の二次、三次都市にも影響が及ぶという。

これらのビジネスを存続させるために、NIVA はRESTARET 法、救済税額控除および、これら以外に救済を受けることができない契約労働者やアーティストを含むシーンに従事する人々のために、長期にわたる保険給付の意地を通じて、長期的な支援を求めているとのことだ。

Lady Gaga(レディー・ガガ)、Billy Joel(ビリー・ジョエル)、Alabama Shakes(アラバマ・シェイクス)といったビッグアーティストが「#SaveOurStage」でこの運動をサポートしている。