「ADM」(アコースティック・ダンス・ミュージック)への流れをさらに本格化させる<MAKO(マコ)>が、1月8日(日)に千葉幕張メッセにて開催されたデヴィッド・ゲッタ来日公演に出演し、日本初パフォーマンスを披露。新人アーティストでは異例の大抜擢となる今回の日本初ステージで会場を大いに沸かせたパフォーマンスのライヴ・レポートが公開となった。

世界最高峰のダンス・レーベル<ULTRA MUSIC>より昨年12月9日(金)にデビュー・アルバム『アワーグラス』を配信限定でリリースしがばかりの<MAKO(マコ)>。ザ・チェインスモーカーズの「クローサーfeat.ホールジー」や、カイゴの「ステイ feat. マティー・ノイエス」のような、これまでのシンセサイザーを多用した攻撃的なエレクトロニック・サウンドとは異なる、エモーショナルでアコースティックなダンス・ミュージック=”ADM(アコースティック・ダンス・ミュージック)”を極限まで追求し、これまでのダンス・ミュージックを基盤としながらも、ピアノやギターからオーケストラ・サウンドまでを大胆に取り入れ、さらに彼らが影響を受けたロック・サウンドをも融合した次世代型ダンス・ミュージックが詰まった作品となっており、ここ国内においても、デビュー・アルバムのリリース以降iTunesダンス・チャートでは新人ながらも初登場5位を記録している。

そんな中、MAKOのアレックスが初来日し、1月8日(日)に千葉幕張メッセにて開催されたデヴィッド・ゲッタ来日公演に出演。新人アーティストでは異例の大抜擢ともいえる大規模な会場で日本初パフォーマンスを披露した。日本初ステージを終えたアレックスは

「ようやく初めての日本でみんなと会えたことは、本当に言葉では言い表せない程嬉しかったよ!」


と、喜びと感動を自身のツイッターでコメント。今回大いに会場を盛り上げたMAKOの貴重なライヴ・レポートが公開となった。
【MAKO: ライヴ・レポート】

2017年1月8日(日)幕張メッセ
世界No.1ダンス・レーベル<ULTRA MUSIC>"から昨年『アワーグラス』をリリースし今、ダンス・ミュージック・シーンにおける注目デュオの一組にして、ここ日本で話題沸騰中の"ADM=アコースティック・ダンス・ミュージック"シーンの流れを率いるMAKO。そんな彼らがEDMを世界の音楽シーンのトレンドへ引き上げた皇帝、デヴィッド・ゲッタのフロントアクトとして日本での初パフォーマンスを果たした。この日、MAKOはスタートから他のアクトとの違いを見せつけた。


満員となった観衆の前で、アレックスの美しいボーカルが響き渡る。まずは挨拶代わりと言わんばかりに昨年末リリースしたばかりのアルバムから「レット・ゴー・オブ・ザ・ウィ―ル」を披露。会場が暖かい雰囲気で包まれると前半は定番アンセムを中心に「テイク・マイ・ブリーズ・アウェイ」、「バーニン」、「ラナウェイ」などで会場中をしっかりとロックオン。


後半は自身の楽曲やADMトラックを中心に「イントゥ・ザ・サンセット」や「スモーク・フィルド・ルーム」、そして彼らの代表曲「アワー・ストーリー」を披露すると、会場全体が揺れるほどの大合唱が起こった。


巧みな選曲とアレックスの美しく存在感のあるボーカルで、初来日にして約1万人のオーディエンスの心をしっかりと掴み、改めて次世代型ダンス・ミュージック・シーンの筆頭としてその実力を見せつけたMAKO。アメリカでは昨年末にバンドセットでのパフォーマンスを披露し話題となっていることから次回は是非ワンマンでの再来日を期待したい。MAKOの今、そしてこれからを感じる素晴らしい1時間だった。
(文: 村上ひさし)

フォトクレジット: ©Creativeman All Rights Reserved