スタートアップ企業の EagleHawk が、新型コロナウイルスを素早く殺菌することができるドローンシステムを開発した。

EagleHawk は通常、サーマルカメラを使用して政府や大学、医療、商店の建物の屋根の漏れを検出するドローンを専門としているが、現在、同社はドローンからサーマルカメラを取り外し、消毒剤を散布する装置と交換し、新型コロナウイルス対策用のドローンを制作している。
地上のタンク内にある消毒剤が、付属のホースを介してポンプでドローンに送られる。更に、別のドローンが消毒用ドローンの周囲に飛行し、ホースが座席等の物体に引っかからないようにホースを持ち上げる役割を果たすという。この新たなドローンシステムは、屋内、屋外共に使用可能であるとのことだ。
 

既にこのドローン消毒システムは、 Buffalo にある KeyBank Center、Sahlen Field、Syracuse の Oncenter War Memorial Arena 等でテストされている。
ウォルシュ氏は、ドローンは従業員に何千もの座席に消毒剤を散布させたり、掃除させたりするよりもはるかに効率的であると説明。「今や人々は新型コロナウイルスに直接さらされることはない」と述べた。

現在、様々な現場において、労働者の新型コロナウイルスへの感染が問題となっており、アメリカでは Raiders の Allegiant Stadiumや LA にある So-Fi Stadium の建設中の工事現場にて、何十人もの労働者の新型コロナウイルスへの感染が明らかとなっている。

この消毒ドローンシステムを使用することで、そういった問題を軽減させられるのではないかと見られている。
日本でも、この消毒ドローンシステムを採用することにより、音楽フェスやスポーツイベント等の開催の際に非常に役立ちそうだ。
 

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