コロナウイルスの影響を受け閉鎖状態にあるラスベガスの超豪華クラブ HAKKASAN(ハッカサン)を運営する HAKKASAN Group が、従業員ほぼ全員に当たる1,600人の従業員を解雇した。

現在は上級管理職の社員のみが会社に残っているようで、HAKKASAN Group の最高財務責任者 Michael Rya-Southern(マイケル・ライアン=サザン)は以下のように語っている。

「先日行われた苦渋の決断は、事業の長期的な将来を確保するための試みとして行われました。全ての審議と結論は苦渋の思いで決行しました。残念なことに私たちの決断は、あなたとあなたの家族に大きな影響を与えることを理解しています。
このような影響が一時的なものであることを心から願っており、このような前代未聞の事態にご理解を賜りますようお願い致します」



解雇された従業員には2週間分の給与が支払われるが、未使用の有給休暇の回収はできないという。
更に HAKKASAN Group は、現地時間の月曜朝に以下の声明を発表した。

「COVID-19ウイルスが旅行・観光・エンターテイメント業界に与える長期的な影響は依然として不明です。このような状況を踏まえ当社は、米国および海外の多くの拠点での会場運営を一時的に停止し、レイオフや人員整理を実施するなど、長期的な事業の安全性を確保するために確固とした対応を行ってきました。
私たちは可能な限り社員を保護し、早期の事業再開に向けて全力を尽くします。」